銀行業務検定試験 財務3級 会計制度と計算書類 練習問題 第4問: 融資先の決算書を調べたところ、次の処理が見つかった。この処理によって当期の利益が実際より小さく表示されるものとして、最も適切なものはどれか。なお、期首の残高はい
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初級推定正答率 約 78%
融資先の決算書を調べたところ、次の処理が見つかった。この処理によって当期の利益が実際より小さく表示されるものとして、最も適切なものはどれか。なお、期首の残高はいずれも適正であったものとする。
解答と解説を先に見る
正解: 4. 翌期分を含む1年分の保険料を全額当期の費用とし、繰り延べなかった。
「翌期分を含む1年分の保険料を全額当期の費用とし、繰り延べなかった」が、当期の利益を小さく表示させます。企業会計原則の損益計算書原則一Aは、前払費用を当期の損益計算から除き、未払費用を当期に計上するよう求めています。翌期分まで当期の費用にすると費用が過大になり、利益は過小になります (利益を隠す逆粉飾の型)。ほかの4つはいずれも利益を大きく見せる向きです。売上原価は期首棚卸高+当期仕入高−期末棚卸高で求めるため (損益計算書原則三C)、実在しない商品で期末棚卸高を膨らませると売上原価が減り、利益が増えます。利息の未払分の計上漏れは費用の不足です。減価償却は取得原価を耐用期間にわたって各期に配分する手続で (貸借対照表原則五)、計上しなければ費用が不足します。貸倒引当金は注解〔注18〕の要件を満たせば当期の費用として繰り入れるもので、積まなければ費用が過小になります。
関連キーワード: 粉飾・前払費用・未払費用・売上原価・貸倒引当金
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