銀行業務検定試験 財務2級 決算修正と損益計算書の作成 練習問題 第1問: 取引先の甲社 (3月決算) の決算整理前の試算表の一部は次のとおりである (単位:千円)。 売上高:金額84,000 仕入高:金額58,000 繰越商品 (期首
取引先の甲社 (3月決算) の決算整理前の試算表の一部は次のとおりである (単位:千円)。
| 勘定科目 | 金額 |
|---|---|
| 売上高 | 84,000 |
| 仕入高 | 58,000 |
| 繰越商品 (期首の商品) | 6,400 |
| 販売費及び一般管理費 | 12,500 |
期末の商品は、帳簿数量1,600個、実地数量1,540個、原価は1個5千円、正味売却価額は1個4.5千円である。数量の不足 (棚卸減耗) は原価性があり、収益性の低下による簿価の切下げとともに売上原価に含める。切下額は実地数量に対して計算する。修正後の売上総利益として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 26,530千円
26,530千円が正しく、決め手は棚卸減耗と簿価の切下額の両方を売上原価に入れることです。
帳簿棚卸高=1,600個×5=8,000
棚卸減耗=(1,600−1,540)個×5=300
簿価の切下額=1,540個×(5−4.5)=770
売上原価=6,400+58,000−8,000+300+770=57,470
売上総利益=84,000−57,470=26,530
検算として、貸借対照表の商品は1,540個×4.5=6,930で、6,400+58,000−6,930も57,470になります。収益性の低下による切下額を売上原価とする扱いは企業会計基準第9号の第7項と第17項にあります。
27,300千円は、切下額770を入れ忘れた値です。26,830千円は、棚卸減耗300を販売費及び一般管理費に回した値で、問題文の区分と合いません。
26,500千円は、切下額を帳簿数量の1,600個に掛けて800とした値で、問題文の条件と合いません。27,600千円は、帳簿棚卸高8,000を引いただけで、減耗300も切下額770も売上原価に入れなかった値です。
期末の商品を修正するときは、帳簿棚卸高を引いてから減耗と切下額を足すと、貸借対照表の商品の額から逆算した売上原価と一致します。
関連キーワード: 修正仕訳・売上総利益・棚卸減耗・収益性の低下・売上原価
模試 (40問)
財務諸表と財務分析の10分野を、資料を読みながら通して解く
10分野から4問ずつ、5択で通して解きます。本試験の記述式10題とは形式が違う、ぴよパス独自の練習です。目安は正答率60%です。Premium (月980円)Premium (ご利用中)時間制限つきの実力チェック