銀行業務検定試験 法務3級 預金 練習問題 第17問: 銀行が顧客情報について負う守秘義務について、最高裁判所の決定(平成19年12月11日)の考え方に照らした記述のうち、最も適切なものはどれか。
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銀行が顧客情報について負う守秘義務について、最高裁判所の決定(平成19年12月11日)の考え方に照らした記述のうち、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
正解: 2. 顧客自身が民事訴訟の当事者として開示義務を負う情報について、銀行は、顧客への守秘義務を理由に開示を拒めない
同決定は、金融機関は、顧客との取引内容に関する情報や取引に関して得た顧客の信用にかかわる情報などの顧客情報について、商慣習上又は契約上、その顧客との関係で守秘義務を負うとしました。根拠を罰則つきの銀行法の明文とする1、民法の信義則とする4は誤りで、対象を顧客が申し出た情報とする3も誤りです。この守秘義務は個々の顧客との関係で認められるにすぎないとされたので、顧客全体に一律に負うとする5も誤りです。そのうえで同決定は、顧客自身が民事訴訟の当事者として開示義務を負う情報については、顧客は守秘義務で保護されるべき正当な利益を持たず、金融機関は訴訟手続上、守秘義務を理由に開示を拒否できないとしたので、2が適切です。金融機関が独自に保護すべき利益を有する場合を除き、その情報は民訴法第197条第1項第3号の職業の秘密として保護されません。
関連キーワード: 守秘義務・顧客情報・民事訴訟・商慣習・職業の秘密
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