中小企業診断士 第1次試験 証券投資・企業価値・デリバティブ 練習問題 第1問: 危険資産A(期待収益率10%、標準偏差15%)と危険資産B(期待収益率4%、標準偏差5%)の2つだけでポートフォリオを組む。AとBの収益率の相関係数は0で、空売
危険資産A(期待収益率10%、標準偏差15%)と危険資産B(期待収益率4%、標準偏差5%)の2つだけでポートフォリオを組む。AとBの収益率の相関係数は0で、空売りはしない。ポートフォリオの標準偏差が最も小さくなるときの、Aへの投資比率とポートフォリオの期待収益率の組合せとして、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. Aへの投資比率10%、期待収益率4.6%
「Aへの投資比率10%、期待収益率4.6%」が適切です。相関係数が0のとき、共分散の項は消え、Aの比率をwとするとポートフォリオの分散は w²×15²+(1−w)²×5²=225w²+25(1−w)² です。
これをwで微分してゼロとおくと 450w−50(1−w)=0 → w=25÷(225+25)=0.1 となり、分散の逆数の比でAに10%、Bに90%を持つとき標準偏差が最小(約4.74%)になります。期待収益率は相関係数に関係なく投資比率による加重平均なので、0.1×10%+0.9×4%=4.6%です。
「25%、5.5%」は、標準偏差の比でつり合わせて w×15=(1−w)×5 とした値で、これは相関係数が−1のときに標準偏差がゼロになる比率です。相関係数0では標準偏差が約5.30%残り、最小ではありません。
「75%、8.5%」は比率を逆に取った値(約11.32%)、「50%、7%」は等分に持った値(約7.91%)で、どちらも最小ではありません。相関係数が0なら分散どうし、−1なら標準偏差どうしをつり合わせる、と区別しておきましょう。
関連キーワード: ポートフォリオ・相関係数・標準偏差・期待収益率
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