日商簿記2級 商業簿記・個別論点 練習問題 第16問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 P社は×1年3月31日にS社の発行済株式の70%を4,800,000円で取得し、支配を獲得した。支配獲得日のS社の純資
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 P社は×1年3月31日にS社の発行済株式の70%を4,800,000円で取得し、支配を獲得した。支配獲得日のS社の純資産は、資本金4,000,000円、資本剰余金1,000,000円、利益剰余金1,000,000円であった。S社の資産・負債の時価は帳簿価額に等しい。支配獲得日の連結にあたり必要な、投資と資本の相殺消去仕訳(のれんおよび非支配株主持分を計上する)を示しなさい。
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正解: 1. (借) 資本金 4,000,000 / (貸) 子会社株式 4,800,000 (借) 資本剰余金 1,000,000 / (貸) 非支配株主持分 1,800,000 (借) 利益剰余金 1,000,000 (借) のれん 600,000
支配獲得日の資本連結では、親会社の子会社株式(投資)と子会社の純資産(資本)を相殺し、非支配株主持分とのれんを計上します。S社の純資産合計は資本金4,000,000+資本剰余金1,000,000+利益剰余金1,000,000=6,000,000円。非支配株主持分は非支配株主の持分割合(100%−70%=30%)を掛けて6,000,000×30%=1,800,000円。のれんは、投資額4,800,000円から親会社持分6,000,000×70%=4,200,000円を差し引いた4,800,000−4,200,000=600,000円です。よって借方にS社の資本(資本金・資本剰余金・利益剰余金の合計6,000,000)とのれん600,000、貸方に子会社株式4,800,000と非支配株主持分1,800,000を計上する選択肢1が正解です(借方合計6,600,000=貸方合計6,600,000)。選択肢2は持分割合を取り違え、非支配株主持分を70%(4,200,000)、のれんを差額3,000,000で計算した誤りです。選択肢3はのれんを計上せず、差額をすべて非支配株主持分に押し込んだ誤りで、非支配株主持分は純資産×30%=1,800,000円が正しい金額です。選択肢4は子会社株式を4,200,000円としていますが、投資額は4,800,000円であり、この差額から生じるのれん600,000円が計上されていない誤りです。
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