日商簿記2級 商業簿記・個別論点 練習問題 第13問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 株主総会において、繰越利益剰余金を財源として株主への配当金3,000,000円の支払いを決議した。決議直前の純資産の内
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 株主総会において、繰越利益剰余金を財源として株主への配当金3,000,000円の支払いを決議した。決議直前の純資産の内訳は、資本金24,000,000円、資本準備金4,000,000円、利益準備金2,000,000円である。会社法の規定に従って必要な処理を行うこと。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. (借) 繰越利益剰余金 3,000,000 / (貸) 未払配当金 3,000,000
準備金の積立が必要なのは、準備金(資本準備金+利益準備金)の合計が資本金の4分の1に達するまでです。本問では資本金×1/4=24,000,000×1/4=6,000,000円に対し、準備金合計=資本準備金4,000,000+利益準備金2,000,000=6,000,000円で、すでに4分の1にちょうど達しています。したがって追加の積立は不要で、配当額3,000,000円をそのまま繰越利益剰余金から減らし、株主総会決議時点ではまだ支払っていないため負債の未払配当金を計上します。よって選択肢3が正解です。 選択肢2は限度額を確認せず機械的に配当額の10分の1(300,000円)を積み立てた誤りで、これでは準備金が資本金の4分の1を超えてしまいます。 選択肢1は積立が不要である点に加え、配当額3,000,000円から準備金相当額を差し引いて未払配当金を2,700,000円としており、株主に支払うべき配当額そのものを減らしてしまう誤りです。 選択肢4は決議時に当座預金の減少としていますが、決議時点では支払義務が確定するだけなので未払配当金(負債)を計上し、実際に支払ったときに当座預金を減らします。
関連キーワード: 剰余金の配当・利益準備金・資本金の4分の1・未払配当金
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