日商簿記2級 商業簿記・個別論点 練習問題 第12問: 当社の株主総会において、繰越利益剰余金を財源として株主への配当金4,000,000円の支払いが決議された。決議直前の純資産の内訳は、資本金30,000,000円
当社の株主総会において、繰越利益剰余金を財源として株主への配当金4,000,000円の支払いが決議された。決議直前の純資産の内訳は、資本金30,000,000円、資本準備金5,200,000円、利益準備金2,200,000円である。会社法の規定に従って積み立てるべき利益準備金の金額として正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 100,000円
剰余金の配当を行う場合、準備金(資本準備金+利益準備金)の合計額が資本金の4分の1に達するまで、配当額の10分の1を準備金として積み立てなければなりません。したがって積立額は「配当額×1/10」と「資本金×1/4−(資本準備金+利益準備金)」のいずれか小さい方になります。配当額×1/10=4,000,000×1/10=400,000円。資本金×1/4=30,000,000×1/4=7,500,000円、既存の準備金合計=5,200,000+2,200,000=7,400,000円なので、積立可能な残額=7,500,000−7,400,000=100,000円。小さい方は100,000円なので、積み立てるべき利益準備金は100,000円となり選択肢3が正解です。選択肢2の400,000円は配当額の10分の1をそのまま積み立てた誤りで、これを積み立てると準備金合計が7,800,000円となり資本金の4分の1(7,500,000円)を超えてしまいます。選択肢1の300,000円は400,000円と100,000円の差額であり、根拠のない金額です。選択肢4の0円は準備金がすでに資本金の4分の1に達していると誤認したもので、本問では7,400,000円で4分の1にあと100,000円届いていないため積立が必要です。
関連キーワード: 利益準備金・積立限度額・資本金の4分の1・剰余金の配当
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