日商簿記2級 商業簿記・個別論点 練習問題 第11問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 株主総会において、繰越利益剰余金を財源として株主への配当金2,000,000円を支払うことを決議し、あわせて会社法の規
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 株主総会において、繰越利益剰余金を財源として株主への配当金2,000,000円を支払うことを決議し、あわせて会社法の規定に従って利益準備金を積み立てた。なお、決議直前の資本金は40,000,000円、資本準備金は6,000,000円、利益準備金は3,500,000円である。
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正解: 1. (借) 繰越利益剰余金 2,200,000 / (貸) 未払配当金 2,000,000 (貸) 利益準備金 200,000
会社法上、剰余金の配当を行う場合は、準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで、配当額の10分の1を準備金として積み立てる必要があります。積立額は「配当額×1/10」と「資本金×1/4−(資本準備金+利益準備金)」のいずれか小さい方です。配当額×1/10=2,000,000×1/10=200,000円、資本金×1/4=40,000,000×1/4=10,000,000円、既積立額=資本準備金6,000,000+利益準備金3,500,000=9,500,000円なので積立可能残額は10,000,000−9,500,000=500,000円。小さい方の200,000円を利益準備金として積み立てます。財源は繰越利益剰余金なので、借方に繰越利益剰余金2,200,000円(配当2,000,000+準備金200,000)、貸方に未払配当金2,000,000円と利益準備金200,000円を計上する選択肢1が正解です。選択肢2は積立額を積立可能残額の500,000円で計算した誤りで、限度額の小さい方を採らねばなりません。選択肢3は積み立てる準備金の種類を誤っており、利益剰余金を財源とする配当では利益準備金を積み立てます(資本準備金は資本剰余金を財源とする配当のとき)。選択肢4は貸借が逆で、利益準備金を取り崩す誤った仕訳です。
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