日商簿記2級 決算・財務諸表 練習問題 第45問: 次の資料にもとづき、貸借対照表における貸倒引当金の表示に関する説明として正しいものはどれか。 ・受取手形 1,800,000円 ・売掛金 2,700,000円
次の資料にもとづき、貸借対照表における貸倒引当金の表示に関する説明として正しいものはどれか。 ・受取手形 1,800,000円 ・売掛金 2,700,000円 ・電子記録債権 500,000円 ・上記の債権に対して設定した貸倒引当金 100,000円 なお、これらの債権はすべて通常の営業取引から生じたものであり、流動資産に区分される。
解答と解説を先に見る
正解: 3. 各債権を流動資産に総額で記載したうえで貸倒引当金100,000円を控除する形式で表示し、これらの債権の純額の合計は4,900,000円となる。
貸倒引当金は、債権が回収できなくなる可能性を見積もったものであり、債権の価値を減額する評価勘定です。したがって貸借対照表では負債ではなく、対象となる債権が属する区分(本問では流動資産)において、その債権から控除する形式で表示します。受取手形1,800,000円 + 売掛金2,700,000円 + 電子記録債権500,000円 = 5,000,000円 から貸倒引当金100,000円を控除すると、純額の合計は 5,000,000円 − 100,000円 = 4,900,000円 となるため、選択肢3が正解です。 選択肢2は誤りです。貸倒引当金は「引当金」という名称から負債と誤解されがちですが、賞与引当金や退職給付引当金のような債務性のある負債性引当金とは異なり、債権の評価勘定です。負債の部には表示しません。選択肢1も誤りです。評価・換算差額等はその他有価証券評価差額金などを表示する純資産の区分であり、貸倒引当金は該当しません。選択肢4も誤りです。損益計算書に表示されるのは当期の繰入額(貸倒引当金繰入)であり、貸借対照表には期末時点の引当金残高が債権の控除項目として表示されます。両方に表示されます。
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