日商簿記2級 決算・財務諸表 練習問題 第36問: 次の決算整理仕訳として正しいものはどれか。 決算日における外貨建の債権債務は次のとおりである。為替予約は付されていない。 ・売掛金 20,000ドル(取引日の直
次の決算整理仕訳として正しいものはどれか。 決算日における外貨建の債権債務は次のとおりである。為替予約は付されていない。 ・売掛金 20,000ドル(取引日の直物為替相場 1ドル=148円で換算し計上済み) ・買掛金 12,000ドル(取引日の直物為替相場 1ドル=152円で換算し計上済み) ・決算日の直物為替相場 1ドル=155円 なお、換算により生じた差額は為替差損益勘定に純額で計上する。
解答と解説を先に見る
正解: 1. (借) 売掛金 140,000 / (貸) 買掛金 36,000 為替差損益 104,000
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場(CR)で換算替えします。売掛金は 20,000ドル × 155円 = 3,100,000円 に対し帳簿価額が 20,000ドル × 148円 = 2,960,000円 なので、差額140,000円だけ資産が増加します(借方に売掛金140,000円)。買掛金は 12,000ドル × 155円 = 1,860,000円 に対し帳簿価額が 12,000ドル × 152円 = 1,824,000円 なので、差額36,000円だけ負債が増加します(貸方に買掛金36,000円)。差引き 140,000円 − 36,000円 = 104,000円 が為替差益(貸方)となるため、選択肢1が正解です。 選択肢2は買掛金の増加を借方に計上している点が誤りです。円安により外貨建の買掛金は円換算額が増えるので負債は増加し、貸方に計上します。その結果、為替差損益も176,000円と過大になっています。 選択肢3は仕訳全体の貸借が逆で、円高になり売掛金が減少した場合(為替差損)の方向であり、本問の円安の状況に反します。 選択肢4は買掛金の換算替えを行わず、売掛金の増加分だけを為替差益としたもので、債務側の換算漏れという典型的な誤りです。
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