日商簿記2級 決算・財務諸表 練習問題 第11問: 当社は商品売買を三分法で記帳しており、決算において売上原価は仕入勘定で算定している。次の資料にもとづく売上原価算定のための決算整理仕訳として正しいものはどれか。
当社は商品売買を三分法で記帳しており、決算において売上原価は仕入勘定で算定している。次の資料にもとづく売上原価算定のための決算整理仕訳として正しいものはどれか。 ・期首商品棚卸高 640,000円 ・当期商品仕入高 4,800,000円 ・期末商品棚卸高 (帳簿価額) 710,000円 なお、棚卸減耗損および商品評価損は生じていない。
解答と解説を先に見る
正解: 1. ①(借) 仕入 640,000 / (貸) 繰越商品 640,000 ②(借) 繰越商品 710,000 / (貸) 仕入 710,000
仕入勘定で売上原価を算定する場合、①期首商品棚卸高を繰越商品勘定から仕入勘定へ振り替え (借) 仕入 640,000 / (貸) 繰越商品 640,000、②期末商品棚卸高を仕入勘定から繰越商品勘定へ振り替える (借) 繰越商品 710,000 / (貸) 仕入 710,000、という2本の仕訳を行います。この結果、仕入勘定の残高は 640,000円 + 4,800,000円 − 710,000円 = 4,730,000円 となり、これが売上原価を示します。よって選択肢1が正解です。 選択肢2は①と②の貸借がいずれも逆で、期首商品を繰越商品に足し込み期末商品を仕入に足すという逆方向の振替になっており、仕入勘定の残高が売上原価になりません。 選択肢3は「売上原価」という独立の勘定を新たに設けて算定する方法であり、仕入勘定で算定するという本問の指示に反します (この方法自体は別の処理方法として存在しますが、本問では用いません)。 選択肢4は算定結果である売上原価4,730,000円を一括で繰越商品から振り替えており、繰越商品勘定の残高が大幅なマイナスになってしまうため誤りです。振替はあくまで期首分と期末分に分けて行います。
関連キーワード: 売上原価・仕入勘定・繰越商品・三分法・決算整理
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