潜水士の過去問は、試験を行う安全衛生技術試験協会が「公表試験問題」としてウェブサイトに載せています。 2026年10月20日の時点で、潜水士は令和8年10月掲載と令和8年4月掲載の2回分で、それぞれその前の半年に実施した試験の問題です。どちらも本試験と同じ問1〜問40で、正答には「○」が付いていますが、解説はありません。
ぴよパスでは、潜水士試験のオリジナル予想問題を解説つき・登録不要・無料で解けます。安全衛生技術試験協会・厚生労働省とは関係がなく、公表試験問題や本試験の問題を載せたものではありません。
結論: 潜水士の過去問の入手先と使い方
- 入手先: 協会の「公表試験問題」のページ。潜水士の行にPDFが2つある。
- 中身: どちらも問1〜問40、4科目×10問、五肢択一。正答の番号の前に「○」。解説は無い。
- 範囲: 令和8年10月掲載は令和8年1〜6月、令和8年4月掲載は令和7年7〜12月に実施した問題。令和8年1月1日以降に施行された法令には対応していない。
- 使い方: 4時間を測って40問を通し、科目ごとの配点で採点して足切り(各科目10問中4問)を確かめる。
- その先: 協会が公表しているのは2回分(80問)なので、科目ごとにもっと解きたいときは別の演習を使う。
公表試験問題の入手先と掲載のきまり
協会の「労働安全衛生法に基づく免許試験」(公表試験問題)のページに、免許試験ごとの表があり、潜水士の行に次の2つのPDFがあります。
| 掲載 | 実施した時期(協会の説明) | ページ数 |
|---|---|---|
| 令和8年10月掲載 | 令和8年1月から6月まで | 22ページ |
| 令和8年4月掲載 | 令和7年7月から12月まで | 22ページ |
協会は、掲載の問題が令和8年1月1日以降に施行された法令に対応していないと注意しています。どのセンターの何月の試験の問題かは、PDFからは読み取れません。正答は「選択肢番号の前に「○」を付記したもの」で、協会は個々の試験問題・正答・正答例に関する問い合わせに応じないとしています。
PDFの1ページ目は本試験の表紙と同じ注意事項で、五肢択一式で正答は1問につき1つ、試験時間は4時間で問題は問1〜問40、試験開始後1時間以内は退室できないことなどが書かれています。
法令の注意 — 令和8年4月1日の改正
潜水業務の規定が多い高気圧作業安全衛生規則は、令和8年4月1日に改正が施行されました。e-Gov法令検索で改正の前と後の条文を比べると、請負人について「潜水業務請負人等」が「潜水業務請負作業従事者」に、「潜水業務に従事する者」が「潜水業務に従事する作業従事者」になるなど、主に呼び名の変更で、送気量・分圧・点検の周期などの数値が変わった条は見当たりませんでした。令和8年10月掲載の問題には、すでに改正後の「作業従事者」の言い方を使った選択肢もあります。それでも、関係法令の問題を解いたあとは、いまの条文で答えを確かめておくと安心です。
2回分の問題の形 — 続けて出ている題材
2回分の公表試験問題を読み比べると、同じ番号の位置に同じ題材の問題が続けて出ています。問4(窒素の溶解量の計算)のように問題文がほぼそのまま出た問題や、問17・問35のように選択肢の多くが同じ問題もあり、問いの文が2回分でほぼ同じ問題は10問を超えていました。
| 問 | 科目 | 2回分に共通する主な題材 |
|---|---|---|
| 問4 | 潜水業務 | 空気に接した水に溶ける窒素の量(ヘンリーの法則の計算) |
| 問16 | 送気、潜降及び浮上 | ビュールマンのZH-L16モデル(半飽和組織と減圧) |
| 問17〜問20 | 送気、潜降及び浮上 | ヘルメット式・スクーバ式・全面マスク式の装備と器具 |
| 問31 | 関係法令 | 全面マスク式で空気圧縮機により送気するときの予備空気槽の内容積 |
| 問35 | 関係法令 | 送気式潜水の連絡員の職務 |
| 問37 | 関係法令 | 高気圧業務健康診断 |
| 問39 | 関係法令 | 潜水士免許(記述の組合せ) |
このほか、問3・問5・問8〜問11・問21〜問25・問27・問30・問34・問36・問38・問40も、2回分で同じ題材でした。
数値を求めて選ぶ計算問題は、どちらの回も4問でした(ほかに、選択肢の正誤を確かめるのに計算が要る問題もあります)。令和8年10月掲載は潜水業務に2問(風船の体積、窒素の溶解量)、送気、潜降及び浮上に1問(ボンベの内容積)、関係法令に1問(送気量から潜水できる水深)、令和8年4月掲載は潜水業務に3問(圧力の単位の換算、浮きの浮力、窒素の溶解量)、関係法令に1問(予備空気槽の内容積)です。潜水業務の科目は、どちらの回も圧力・浮力・気体の性質といった物理の問題から始まります。
問い方は「誤っているもの」を選ぶ問題(組合せを選ぶものを含む)が最も多く、令和8年10月掲載では40問中27問、令和8年4月掲載では20問でした。ほかに「正しいものはどれか」、AからDの記述のうち正しいもの(誤っているもの)の組合せを選ぶ問題、図を見て答える問題があり、令和8年4月掲載には文中の空欄に入る語句や数値の組合せを選ぶ問題もあります。
使い方 — 4時間で通して、配点で採点する
- 時間を測って40問を通す: 本試験は休憩なしの4時間です。途中で答えを見ずに解き切ります。
- 科目ごとの配点で採点する: 正答の「○」と照らし、次の表で点数にします。
| 科目 | 1問の点 | 満点 | 足切り(40%) |
|---|---|---|---|
| 潜水業務(問1〜問10) | 3点 | 30点 | 12点=4問 |
| 送気、潜降及び浮上(問11〜問20) | 2.5点 | 25点 | 10点=4問 |
| 高気圧障害(問21〜問30) | 2.5点 | 25点 | 10点=4問 |
| 関係法令(問31〜問40) | 2点 | 20点 | 8点=4問 |
配点は協会の「潜水士の紹介」の出題数(配点)から、1問あたりの点を割り出したものです。合格は、科目ごとに40%以上で、かつ合計が60%(60点)以上です。
たとえば潜水業務7問・送気、潜降及び浮上6問・高気圧障害8問・関係法令3問の正解なら、合計は21+15+20+6=62点で60点を超えますが、関係法令が4問に届かないので不合格です。
- 間違えた問題の理由を確かめる: 公表試験問題には解説が無いので、関係法令は条文で、計算は式と単位で確かめます。
- 2回分のあとは科目ごとの演習へ: 80問を解き終えたら、足切りに近かった科目を集中的に解きます。
例題: ぴよパスの潜水士の問題から
ぴよパスのオリジナル予想問題から1問です(公表試験問題や本試験の問題ではありません)。関係法令の送気量の計算は、この数字が出発点になります。
例題 高気圧作業安全衛生規則第28条第1項により、圧力調整器を使用させず空気圧縮機又は手押ポンプで送気するとき、従事者ごとにその水深の圧力下で確保すべき法定の最小送気量はどれか。
- 毎分20リットル以上
- 毎分30リットル以上
- 毎分40リットル以上
- 毎分60リットル以上
- 毎分100リットル以上
答え: 4。毎分40リットル以上になるのは、圧力調整器を使用させる場合です。 この問題を解く →
練習問題と模擬試験の使い方
ぴよパスの潜水士の練習問題は、本試験と同じ4科目に分かれ、選択肢ごとの解説つきで無料で解けます。公表試験問題で足切りに近かった科目から解き始めることもできます。本試験と同じ40問・4時間で、科目ごとの配点と足切りで採点する模擬試験は Premium の機能です。
まとめ
- 潜水士の過去問は、協会の「公表試験問題」のページにある2回分(令和8年10月掲載・4月掲載)。
- 各40問・正答は「○」・解説なし。令和8年1月1日以降に施行された法令には対応していない。
- 2回分では、窒素の溶解量・ZH-L16モデル・予備空気槽・連絡員・健康診断・免許などが同じ位置に続けて出ている。計算問題は各回4問。
- 4時間で通して、1問3点・2.5点・2.5点・2点で採点し、各科目4問の足切りを確かめる。
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出典
- 安全衛生技術試験協会「労働安全衛生法に基づく免許試験」(公表試験問題): https://www.exam.or.jp/lckohyo/
- 同 潜水士 令和8年10月掲載: https://www.exam.or.jp/wp-content/uploads/2026/10/LC20262119.pdf
- 同 潜水士 令和8年4月掲載: https://www.exam.or.jp/wp-content/uploads/2026/04/LC20260419-1.pdf
- 安全衛生技術試験協会「潜水士の紹介」(試験科目・出題数(配点)・合格基準): https://www.exam.or.jp/introduction/h_shokai611/
- 高気圧作業安全衛生規則 第28条(e-Gov法令検索。令和8年3月31日時点と令和8年10月20日時点の版を比較): https://laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000040








