この記事では、180問の構成と使い方に加えて、試験の形、3つの合格条件、一部免除、受験者数と合格率を、給水工事技術振興財団の公式の資料と水道法の条文から確かめてまとめます。
全60問・学科試験1と2に分かれる
令和8年度の問題数は次のとおりです。
| 区分 | 科目 | 本試験 | ぴよパス |
|---|---|---|---|
| 学科試験1 | 公衆衛生概論 | 3問 | 9問 |
| 学科試験1 | 水道行政 | 6問 | 18問 |
| 学科試験1 | 給水装置工事法 | 10問 | 30問 |
| 学科試験1 | 給水装置の構造及び性能 | 10問 | 30問 |
| 学科試験1 | 給水装置計画論 | 6問 | 18問 |
| 学科試験1 | 給水装置工事事務論 | 5問 | 15問 |
| 学科試験2 | 給水装置の概要 | 11問 | 33問 |
| 学科試験2 | 給水装置施工管理法 | 9問 | 27問 |
学科試験1は150分、学科試験2は60分です。マークシート方式で、1題1点です。電卓は使えません。
合格は3つの条件をすべて満たす
令和7年度の合格基準は次のとおりです。令和8年度の基準は、2026年11月30日の合格発表のころに公表される見込みです。
- 必須6科目 (学科試験1) の合計が27点以上
- 全8科目の総得点が40点以上
- 科目ごとの最低点以上
| 科目 | 最低点 |
|---|---|
| 公衆衛生概論 | 1点 |
| 水道行政 | 2点 |
| 給水装置工事法 | 4点 |
| 給水装置の構造及び性能 | 4点 |
| 給水装置計画論 | 2点 |
| 給水装置工事事務論 | 2点 |
| 給水装置の概要 | 4点 |
| 給水装置施工管理法 | 3点 |
合計点が足りていても、1科目でも最低点に届かないと不合格です。公衆衛生概論は3問のうち1点が要るので、3問とも落とすと、ほかの科目がよくても不合格になります。一部免除者は 1 と 3 の条件で判定されます。
管工事施工管理の合格者は2科目が免除
水道法施行規則第31条により、管工事施工管理の種目に係る一級または二級の技術検定に合格した人は、給水装置の概要と給水装置施工管理法が免除されます。給水工事技術振興財団の案内では、1級・2級とも第二次検定の合格に限られ、受験の申込のときに申請します。受けるのは学科試験1の6科目です。管工事の練習は2級管工事施工管理技士でもできます。
古い教材で注意したいところ
- 所管が変わりました: 令和5年法律第36号により、2024年4月1日から水道の整備・管理は国土交通省、水質・衛生は環境省の所管です。試験と免状は国土交通大臣及び環境大臣です。古い教材の「厚生労働大臣」はそのまま使えません。
- 「主任技術者」の取り違え: 建設業法の主任技術者とは別の資格です。問題文の名前を最後まで読みます。
- 「義務」と「標準」: 法令の定めと、国土交通省の技術資料が示す標準を分けて覚えます。ぴよパスの解説もこの2つを書き分けています。
ぴよパスで練習できないところ
流量図や損失水頭の図表を読み取る問題は、今回は扱っていません。材料の細かい規格も、JISの本文に頼る論点は避けています。模擬試験は、本試験と同じ60問・210分の形で解けます(Premium)。必須6科目27問・全体40問・科目ごとの最低点(令和7年度の基準)で合格の目安を出します。
どの時点の法令で出題されるかを示す公式の文は、受験の案内とよくある質問には見つかりませんでした。ぴよパスの問題は、2026年4月1日・2026年11月6日・2027年4月1日の3つの版で中身が同じ条を正解の根拠にしています。
試験日と受験料
| 項目 | 令和8年度 |
|---|---|
| 申込 | 2026年6月15日〜7月17日 |
| 試験日 | 2026年10月25日 |
| 正答番号の公表 | 2026年10月30日 |
| 合格発表 | 2026年11月30日 |
| 受験手数料 | 21,300円 (非課税) |
受験資格は、給水装置工事に関する3年以上の実務の経験です (水道法第25条の6第2項)。令和9年度の日程は、2026年11月7日の時点ではまだ公表されていません。財団のよくある質問では、例年10月下旬に年1回、4月下旬に詳細の発表と案内されています。
受験者数と合格率
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 12,826人 | 4,463人 | 34.8% |
| 令和6年度 | 12,629人 | 4,407人 | 34.9% |
練習問題の使い方
科目ごとに解けるので、苦手な科目だけをくり返せます。まず問題数の多い給水装置工事法、構造及び性能、給水装置の概要を固め、次に最低点で落としやすい公衆衛生概論と水道行政を確認すると、3つの条件を同時に満たしやすくなります。練習問題と解説は無料です。
まとめ
- 本試験は全60問で、学科試験1が150分、学科試験2が60分です。電卓は使えません。
- 合格には、必須6科目27点以上、総得点40点以上、科目ごとの最低点の3つが要ります (令和7年度)。
- 管工事施工管理の技術検定の合格者は、給水装置の概要と施工管理法が免除されます。
関連記事
- 1級管工事施工管理技士の練習問題 — 受験者が重なる試験
- 2級管工事施工管理技士の練習問題 — 合格すると給水の2科目が免除になる試験
出典
- 給水工事技術振興財団「令和8年度 受験の案内」「令和7年度 合格基準」「過去の受験者数・合格者数」「よくある質問」: https://www.kyuukou.or.jp/shiken/index.html (2026年11月7日確認)
- e-Gov 法令検索「水道法」「水道法施行規則」




