交通誘導警備業務検定2級の学科試験は、5肢択一式20問・60分・1問5点の100点満点で、90点以上(18問以上の正解) が合格です。ぴよパスでは、出題範囲の4科目から作ったオリジナルの五肢択一の問題を 88問、登録不要・無料で公開しています。全問に、警備業法・道路交通法や国土交通省の要綱などの根拠を示した解説が付いています。
当サイトの問題は本試験の問題ではありません。法令と公的な資料をもとに独自に作った予想問題です。検定の学科試験の問題用紙は、試験の終了後に回収することとされています(警察庁の通達)。
学科試験の形
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | 5肢択一式 20問(筆記、またはコンピュータを使う試験。自宅からの受験は不可) |
| 配点 | 1問5点・100点満点 |
| 時間 | 60分 |
| 合格基準 | 90%以上(90点以上)。科目ごとの足切りはなし |
学科試験に合格しなかった人は、実技試験を受けられません(警備員等の検定等に関する規則第6条第5項)。受検の条件(受検資格)が定められているのは1級だけで(同規則第8条)、2級に受検資格の定めはありません。ただし、18歳未満の人などには合格証明書が交付されません(警備業法第23条第5項)。合格証明書は、合格や講習会の修了の後に公安委員会へ交付を申請して受け取ります(検定規則第14条)。
出典: 警察庁「警備員等の検定の運用について(通達)」丁生企発第753号(令和7年12月9日)、警備員等の検定等に関する規則第6条
公安委員会の検定と講習会(いわゆる特別講習)
新しく2級の合格証明書を得る主な道は2つです。
| 公安委員会の検定(直接検定) | 登録講習機関の講習会 | |
|---|---|---|
| 試験 | 学科試験と実技試験を受ける | 講習の課程の中で学科試験と実技試験を受ける |
| 扱い | 学科・実技に合格すれば合格 | 課程を修了すると、学科試験と実技試験の全部が免除され、検定に合格した者とみなされる(同規則第5条) |
講習会の学科試験も、5肢択一式20問・60分・90%以上の形です(警察庁の講習会の通達、同規則第17条第8号)。ぴよパスの問題は、どちらの学科試験の練習にも使えます。
科目の配分と88問の内訳
| 科目(略称) | 本試験の問題数(配点) | ぴよパスの問題数 |
|---|---|---|
| 警備業務に関する基本的な事項 | 2問(10点) | 10問 |
| 法令に関すること | 4問(20点) | 22問 |
| 車両等の誘導に関すること | 8問(40点) | 32問 |
| 応急の措置に関すること | 6問(30点) | 24問 |
| 合計 | 20問(100点) | 88問 |
本試験の問題数は、警察庁の通達の別紙(出題範囲及び配点基準)によります。応急の措置の範囲のうち、三角巾を使う止血や護身術のように、公開の資料で確かめられない実技寄りの内容は、まだ問題にしていません。正式な科目名は検定規則の別表第二にあり、たとえば4つ目は「工事現場その他人又は車両の通行に危険のある場所における負傷等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること」です。どの科目も、本試験の4倍以上の問題を用意しています。
例題
88問の中から3問を載せます。
例題1 公安委員会が行う警備員の検定と、国家公安委員会の登録を受けた者が行う講習会(いわゆる特別講習)との関係について、最も適切なものはどれか。
- 講習会の課程を修了した者も公安委員会の学科試験は受けなければならず、免除されるのは実技試験だけである。
- 講習会は都道府県公安委員会が自ら実施するもので、修了者は公安委員会の名で検定に合格したことになる。
- 講習会の課程を修了した者は、学科試験及び実技試験の全部が免除され、検定に合格した者とみなされる。
- 講習会の課程を修了しても検定に合格したとはみなされず、改めて検定を受ける必要がある。
- 公安委員会が行う検定は、学科試験だけで警備業務の知識及び能力を判定する。
答え: 3。警備員等の検定等に関する規則第5条は、講習会の課程を修了した者について学科試験と実技試験の全部を免除し、検定に合格した者とみなすとしています。講習会を行うのは国家公安委員会の登録を受けた者で(警備業法第23条第3項)、公安委員会が自ら行うものではありません。検定は学科試験と実技試験で判定します(同条第2項)。 この問題を解く →
例題2 交通誘導警備員が交差点の付近で工事車両を誘導しているときに、緊急自動車が接近してきた。道路交通法第40条に定める緊急自動車の優先について、最も適切なものはどれか。
- 交差点内にいる車両は、交差点を出ずにその場で一時停止しなければならない。
- 一方通行の道路で左側に寄ると緊急自動車の妨げになる場合も、車両は道路の左側に寄る。
- 交差点やその付近以外の場所でも、車両は原則として道路の左側に寄って一時停止する。
- 交差点付近では、車両は交差点を避け、原則として道路の左側に寄って一時停止する。
- 車両が緊急自動車に進路を譲る義務は、緊急自動車が交差点に進入してからはじめて生じる。
答え: 4。道路交通法第40条第1項は、交差点又はその附近で緊急自動車が接近してきたときは、車両は交差点を避け、道路の左側(一方通行で左に寄ると妨げになる場合は右側)に寄って一時停止するとしています。交差点又はその附近以外の場所では、一時停止の義務はなく、道路の左側(一方通行で左に寄ると妨げになる場合は右側)に寄って進路を譲ります(同条第2項)。 この問題を解く →
例題3 やむを得ず通行を制限する工事で確保する歩行者用通路について、建設工事公衆災害防止対策要綱 (土木工事編) の内容として、最も適切なものはどれか。
- 高齢者や車椅子使用者等の通行が想定されない場合は、歩行者用通路の幅を0.60メートル以上まで狭めることができる。
- 歩行者用通路は、車道とは別に、幅0.90メートル以上、有効高さ2.1メートル以上で確保する。
- 特に歩行者の多い箇所では、幅1.2メートル以上、有効高さ2.1メートル以上の歩行者用通路を確保する。
- 歩行者用通路の有効高さは、通路の幅にかかわらず1.8メートル以上を確保する。
- 特に歩行者の多い箇所では、通路の幅を広げる代わりに、交通誘導警備員を配置して歩行者を誘導する。
答え: 2。要綱の第27は、車道とは別に幅0.90メートル以上(高齢者や車椅子使用者等の通行が想定されない場合は0.75メートル以上)、有効高さ2.1メートル以上の歩行者用通路を確保するとしています。特に歩行者の多い箇所では幅1.5メートル以上を確保し、交通誘導警備員を配置する等で歩行者を誘導します。 この問題を解く →
88問の回し方
- 車両等の誘導から解く — 本試験の20問のうち8問(40点)を占める、いちばん大きい科目です。工事現場の保安施設の数値(さくの高さ・通路の幅など)は、解説で要綱とその解説の数値を確かめます。
- 応急の措置と法令を1周する — 110番・119番の通報(警察や消防庁の案内に沿った問題)と、交通事故のときの措置・正当防衛・現行犯逮捕など法令の条文で答えが決まる問題が並びます。
- 間違えた問題だけ解き直す — 90%以上が合格の線なので、20問で落とせるのは2問までです。数値の取り違えを残さないようにします。
- 最後に模擬試験で通す — 本試験と同じ科目配分の20問を60分で解く模擬試験は Premium(月480円)の機能です。88問の練習問題と解説は、登録しなくても無料のまま解けます。
出典
- 警察庁「警備員等の検定の運用について(通達)」丁生企発第753号(令和7年12月9日。学科試験の実施要領・出題範囲及び配点基準・問題用紙の回収): https://www.npa.go.jp/laws/notification/seian/seiki/20251209tei753.pdf
- 警察庁「登録講習機関の登録要件及び講習会の実施基準に関する細目的な解釈運用基準について(通達)」丁生企発第367号(令和6年6月27日。講習会の学科試験の形)
- 警備業法 第23条(検定・講習会・合格証明書)(e-Gov法令検索)
- 警備員等の検定等に関する規則 第5条・第6条・第8条・第17条(e-Gov法令検索)
- 道路交通法 第40条(e-Gov法令検索)
- 建設工事公衆災害防止対策要綱(令和元年国土交通省告示第496号)土木工事編 第27
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