建築物環境衛生管理技術者 構造・設備・清掃 練習問題 第75問: 鉄筋コンクリート造の配筋に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
鉄筋コンクリート造の配筋に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 柱の帯筋(フープ)は、主としてせん断力に抵抗するとともに、主筋の座屈を拘束する役割をもつ
柱に巻かれる帯筋(フープ)は、柱に生じるせん断力に抵抗するとともに、圧縮力を受ける主筋の座屈を拘束し、内部のコンクリートを拘束して粘り強さ(靭性)を高める役割をもちます。この記述は正しいです。
「梁のあばら筋は曲げモーメントによる引張力を負担する」は誤りで、あばら筋(スターラップ)は梁のせん断補強筋であり、曲げモーメントによる引張力を負担するのは梁の上下に配置される主筋です。「主筋はせん断力のみを負担し曲げモーメントには抵抗しない」は誤りで、主筋は曲げモーメントによって生じる引張力(および圧縮力)を負担する鉄筋であり、せん断力への抵抗を主目的とするのは帯筋・あばら筋です。
「異形棒鋼は表面に節やリブがなく付着強度が小さい」は誤りで、異形棒鋼は表面に節(ふし)やリブの突起をもつ鉄筋であり、この凹凸によって丸鋼よりコンクリートとの付着強度が大きく、現在の鉄筋コンクリート造で広く使用されています。「帯筋・あばら筋の間隔は広くするほど補強効果が高まる」は誤りで、間隔を密に(狭く)配置するほどせん断補強効果と靭性が高まり、耐震性の向上に有効です。
帯筋はせん断力への抵抗と主筋の座屈の拘束を受け持ち、曲げモーメントによる引張力は主筋が負担します。
関連キーワード: 帯筋・あばら筋・主筋・異形鉄筋・せん断補強
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