建築物環境衛生管理技術者 構造・設備・清掃 練習問題 第52問: 建築物に作用する地震力に関する記述のうち、正しいものはどれか。
建築物に作用する地震力に関する記述のうち、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 地震力を求める地震層せん断力係数は、一般に建築物の上層階ほど大きくなるように定められている
地震力(各階に作用する水平力)は地震層せん断力係数に各階が支える重量を乗じて求めますが、この地震層せん断力係数は建築物の上層階ほど大きくなるように分布(Ai分布)が定められています。上層ほど揺れが増幅されることを反映したものであり、この記述は正しいです。
「地震力は重量に反比例し、重いほど有利」は誤りで、地震力は建築物の重量(質量)にほぼ比例して大きくなるため、軽量化するほど地震に対して有利です。「地域係数Zは地震が活発な地域ほど小さい」は誤りで、地域係数は地震活動が活発な地域ほど大きく(最大1.0)、地震の少ない地域ほど小さい値が定められています。
「一次設計で大地震の倒壊防止、二次設計で中地震の損傷防止」は誤りで、逆に一次設計(許容応力度計算)で中程度の地震に対する損傷防止を、二次設計で大地震に対する倒壊防止を確認します。「地盤の種類を考慮する必要はない」は誤りで、軟弱地盤ほど揺れが増幅されるため、振動特性係数などを通じて地盤の種類が地震力の算定に反映されます。
上層ほど揺れが増幅されることを反映して、地震層せん断力係数は建築物の上層階ほど大きくなるように分布が定められています。
根拠・参照資料: 建築基準法施行令第88条
関連キーワード: 地震力・地震層せん断力係数・地域係数・一次設計と二次設計・地盤
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