通関士試験 課税価格の原則・税率・減免税と特殊関税 練習問題 第2問: 輸入貨物の課税価格に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、各記述の費用等は、いずれも輸入貨物につき現実に支払われた又は支払われるべき価格に含まれて
輸入貨物の課税価格に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、各記述の費用等は、いずれも輸入貨物につき現実に支払われた又は支払われるべき価格に含まれていないものとする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 誤っている記述はない。
4つの記述はいずれも正しく、正解は「誤っている記述はない」です(関税定率法第4条第1項)。同項は、現実支払価格(買手が売手に実際に支払う代金)に含まれていない限度で一定の費用等を加算しますが、加算しないものも括弧書きで定めています。
買付手数料(買付けに関し買手を代理する者に、買付けの業務の対価として支払う手数料)は、同項第2号イの括弧書きで仲介料その他の手数料から除かれており、算入しません(関税定率法基本通達4-9(1))。
包装に要する費用は同号ハで加算し、同通達4-11は、この費用に材料費のほか人件費その他の費用を含むとしています。
同項第4号は特許権等の使用に伴う対価を加算しますが、括弧書きで「輸入貨物を本邦において複製する権利」を除いているので、その対価は算入しません(同通達4-13(5))。
買手による処分又は使用による収益で売手に帰属するものは同項第5号で加算し、同通達4-14(2)は、利潤分配取引に基づき買手が売手に分配する利潤をその例に挙げています。
加算するかどうかは条文の括弧書きで分かれ、買付手数料と本邦で複製する権利の対価は加算しない、と押さえましょう。
根拠・参照資料: 関税定率法第4条第1項第2号イ、関税定率法第4条第1項第2号ハ、関税定率法第4条第1項第4号、関税定率法第4条第1項第5号
関連キーワード: 加算要素・買付手数料・包装に要する費用・本邦において複製する権利・売手帰属収益
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