1級建築施工管理技術検定 第一次検定 施工管理法 (施工計画・工程・品質・安全) 練習問題 第6問: 構造体コンクリート強度の判定に関する記述として、特記がない場合、公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) によれば、最も不適当なものはどれか。
構造体コンクリート強度の判定に関する記述として、特記がない場合、公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) によれば、最も不適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 構造体コンクリート強度の判定は、3回の試験の結果の平均値により行い、定められた条件のいずれかを満足すれば合格とする。
「構造体コンクリート強度の判定は、3回の試験の結果の平均値により行い…」が不適当です。標準仕様書 6.9.5 では、構造体コンクリート強度の判定は1回の試験により行い、次の3つの条件のどれか1つを満たせば合格とします。
3回の試験の結果 (総平均値) を使うのは調合管理強度 (調合を決めるときに目標とする強度で、設計基準強度に補正値を足して定める・6.3.2) の判定 (6.9.4) です。1つ目は工事現場における封かん養生供試体 (乾かないよう密封して現場で養生した供試体) によるもので、材齢28日の結果が設計基準強度に0.7を乗じた値以上で、かつ、材齢28日を超え91日以内の結果が設計基準強度に3 N/mm²を加えた値以上であることです (肢1)。
2つ目は工事現場における水中養生供試体の材齢28日の結果で、28日までの平均気温が20℃以上なら調合管理強度以上、20℃未満なら設計基準強度に3 N/mm²を加えた値以上です (肢2)。3つ目は標準養生供試体の材齢28日の結果が調合管理強度以上であることです。
不合格の場合は、監督職員の承諾を受けてコアの採取等の適切な方法で構造体コンクリート強度を確認します (肢4)。構造体コンクリート強度は「1回の試験」で判定し、「3回の試験」は調合管理強度の判定に使うと区別して覚えましょう。
出典: 公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) 令和7年版 6.3.2・6.9.4・6.9.5
関連キーワード: 構造体コンクリート強度・調合管理強度・標準養生・水中養生・コア