1級建築施工管理技術検定 第一次検定 施工管理法 (応用能力) 練習問題 第12問: ある工事は、作業 A (所要 3 日) から始まり、A の完了後に作業 B (4 日) と作業 C (2 日) を開始する。B の完了後に作業 D (5 日)
ある工事は、作業 A (所要 3 日) から始まり、A の完了後に作業 B (4 日) と作業 C (2 日) を開始する。B の完了後に作業 D (5 日) を、C の完了後に作業 E (3 日) と作業 F (4 日) を開始する。D と E の両方が完了してから作業 G (2 日) を、F の完了後に作業 H (3 日) を行い、G と H の両方が完了したときに工事が完了する。遅れた作業のほかは計画どおりに進むものとしたとき、作業の遅れが工期などに与える影響に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 作業 F が 3 日遅れると、工期は 1 日延びる。
「作業 F が 3 日遅れると、工期は 1 日延びる」が適当です。最早開始 (ES)〜最早終了 (EF) は、A 0〜3、B 3〜7、C 3〜5、D 7〜12、E 5〜8、F 5〜9、G は max(12, 8) = 12 から 14、H 9〜12 で、工期は 14 日、クリティカルパスは A→B→D→G (3 + 4 + 5 + 2 = 14) です。
最遅終了 (LF) は G・H が 14、D・E が 12、F が 14 − 3 = 11、C が min(12 − 3, 11 − 4) = 7 です。トータルフロート (TF = LF − EF) は C 2、E 4、F 2、H 2 日、フリーフロート (FF = 後続の ES − EF) は C・F とも 0 日です。
F が 3 日遅れると TF の 2 日を 1 日超えるので工期は 15 日になり、A→C→F→H (3 + 2 + 7 + 3 = 15) がクリティカルパスに替わります。
「作業 C が 2 日遅れても」は不適当です。C の FF は 0 日なので E と F の最早開始日は 2 日遅れます。
「作業 E が 4 日遅れると」は不適当です。E の TF は 4 日で、その範囲なので工期は延びません。
「作業 H が 2 日遅れると」も不適当です。H の TF は 2 日なので工期は延びません。
「作業 D が 1 日遅れても」は不適当です。D はクリティカルパス上にあり、G の最早開始日も工期も 1 日遅れます。
遅れがトータルフロートの範囲かで工期への影響を、フリーフロートの範囲かで後続作業への影響を判断します。
出典: 計算 (ネットワーク工程表の最早・最遅の時刻とフロートの定義による)
関連キーワード: ネットワーク工程表・トータルフロート・フリーフロート・クリティカルパス・工程管理