1級建築施工管理技術検定 第一次検定 施工管理法 (応用能力) 練習問題 第10問: 特記がない場合、公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) によれば、アースドリル工法などで築造する場所打ちコンクリート杭の試験杭、コンクリート、杭頭の処理及び施工
特記がない場合、公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) によれば、アースドリル工法などで築造する場所打ちコンクリート杭の試験杭、コンクリート、杭頭の処理及び施工記録に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 杭頭の余盛り部分は、コンクリートの打込みの翌日にはつり取る。
「コンクリートの打込みの翌日にはつり取る」が不適当です。杭頭の余盛り部分 (所定の杭頭の高さより上に余分に打ち込んだコンクリート) は、打込みから 14 日程度経過した後に、杭体を傷めないように平らにはつり取り (削って除き)、所定の高さにそろえます (4.5.7)。
打込みの翌日では早すぎます。
「掘削深さ及び支持層について監督職員の検査を受ける」は適当です。試験杭では、掘削中の孔壁やスライム (孔底にたまる掘りくずなど) の状況などを確認して管理基準等を定め、掘削完了後に掘削深さと支持層について監督職員の検査を受けます (4.5.5(2))。
「A 種で 270 kg/m³、それ以外の B 種で 330 kg/m³」も適当です。無水掘り (孔に水や安定液を入れずに掘ること) の場合が A 種、それ以外 (安定液を使う場合など) が B 種で、単位セメント量 (コンクリート 1 m³ あたりのセメントの量) の最小値は種別ごとに定められています (表 4.5.1)。
「材齢 28 日の圧縮強度試験の 1 回の試験の結果が、調合管理強度以上であれば合格」も、杭の構造体コンクリート強度の判定のとおりです (4.5.4(2)(サ)。調合管理強度は、設計で求める強度に補正の値を足して定める強度)。
「全ての杭について、支持層深さ、スライム処理の状態、コンクリートの投入量など」も、施工記録の項目のとおりです (4.5.8)。
場所打ちコンクリート杭の余盛り部分は、打込みから 14 日程度たってから、杭体を傷めないようにはつり取ります。
出典: 公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) 令和7年版 4.5.4 (表 4.5.1)・4.5.5・4.5.7・4.5.8
関連キーワード: 場所打ちコンクリート杭・余盛り・杭頭の処理・アースドリル工法・試験杭