1級建築施工管理技術検定 第一次検定 施工管理法 (応用能力) 練習問題 第8問: 特記がない場合、公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) によれば、ビニル床シートの張付けと、熱溶接工法による接合部の処理に関する次の記述のうち、最も不適当なもの
特記がない場合、公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) によれば、ビニル床シートの張付けと、熱溶接工法による接合部の処理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. はぎ目及び継目の溝切りは、張付け後、接着剤が硬化する前を見計らって溝切りカッター等で行う。
「接着剤が硬化する前を見計らって」溝切りを行うとした記述が不適当です。熱溶接工法のはぎ目及び継目 (シートどうしの合わせ目) の溝切りは、ビニル床シートの張付け後、接着剤が硬化した状態を見計らって、溝切りカッター等で行います (19.2.3(2)(ウ)(a))。
「採暖等の養生を行う場合は施工してよい」は適当です。張付け時や接着剤の硬化前に室温が 5 ℃ 以下になるおそれがあるときは施工を中止しますが、採暖 (暖房などで室内を暖めること) 等の養生を行う場合はこの限りでないとされています (19.2.4)。
「V 字形又は U 字形」「床シート厚さの 2/3 程度まで」も適当です。溝は均一な幅にそろえ、シートの厚さの 2/3 程度の深さまで切ります (19.2.3(2)(ウ)(b))。
「ビニル床シートと溶接棒を同時に溶融し、余盛りができる程度に加圧」も適当です。熱溶接機でシートと溶接棒 (溝を埋める樹脂の棒) を同時に溶かし、余盛り (溝の上に盛り上がった部分) が残る程度に押さえながら溶接します。
「完全に冷却してから余盛りを削り取って平滑にする」も適当です。余盛りの削り取りは、溶接部が完全に冷えた後に行います。
熱溶接工法の溝切りは、接着剤が硬化する前ではなく、硬化した状態を見計らって行います。
出典: 公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) 令和7年版 19.2.3・19.2.4
関連キーワード: ビニル床シート・熱溶接工法・溝切り・溶接棒・余盛り