1級建築施工管理技術検定 第一次検定 建築学等 (設備・契約・躯体工事・仕上げ工事) 練習問題 第14問: 特記がない場合、公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) によれば、マスコンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
特記がない場合、公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) によれば、マスコンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 低熱ポルトランドセメントの構造体強度補正値 (S) は 3 N/mm² とする。
「低熱ポルトランドセメントの構造体強度補正値 (S) は 3 N/mm² とする」が最も不適当です。公共建築工事標準仕様書は、マスコンクリートの S を、特記がなければ表 6.13.1 によりセメントの種類と予想平均養生温度で定めるとしており、低熱ポルトランドセメントの標準値は 0 N/mm² です。
3 N/mm² は中庸熱ポルトランドセメント・高炉セメント B 種などの値です。構造体強度補正値は、構造体の強度が供試体より低くなる分を見込んで設計基準強度に上乗せする値です。
「内部温度が上昇している期間は、コンクリート表面部の温度が急激に低下しないよう養生を行う」は規定どおりです。「スランプは 15 cm とし、せき板等は表面部と外気温の温度差が小さくなった後に取り外す」も正しく、15 cm は特記がない場合の値です。
「調合は…単位セメント量の最小値は適用しない」も正しく、水和熱 (セメントが水と反応して出す熱) による温度ひび割れを抑えるため、一般のコンクリートに定める最小値は適用しません。マスコンクリートで低熱ポルトランドセメントを使うときの構造体強度補正値の標準値は 0 N/mm² です。
出典: 公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) 令和7年版 6.13.1・6.13.2・6.13.4・表 6.13.1
関連キーワード: マスコンクリート・構造体強度補正値・低熱ポルトランドセメント・単位セメント量・公共建築工事標準仕様書