日商簿記3級 仕訳問題 練習問題 第104問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 ×1年12月1日に、向こう1年分の保険料72,000円を現金で支払い、支払時に全額を保険料勘定で処理していた。決算日
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 ×1年12月1日に、向こう1年分の保険料72,000円を現金で支払い、支払時に全額を保険料勘定で処理していた。決算日 (×2年3月31日) に必要な決算整理仕訳を行う。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. (借) 前払保険料 48,000 / (貸) 保険料 48,000
支払った保険料72,000円は×1年12月1日から×2年11月30日までの1年分(月額6,000円)です。このうち当期に属するのは×1年12月から×2年3月までの4か月分=24,000円であり、残りの×2年4月から11月までの8か月分=48,000円は翌期の費用です。
決算では翌期分48,000円を費用から差し引き、借方に「前払保険料」(資産)、貸方に「保険料」(費用の減少)を計上します。「(借) 前払保険料 24,000 / (貸) 保険料 24,000」は当期分の4か月(24,000円)と前払分の8か月(48,000円)を取り違えており、繰り延べる金額は翌期分の48,000円なので誤りです。
「(借) 保険料 48,000 / (貸) 前払保険料 48,000」は借方と貸方が逆であり、翌期首に行う再振替仕訳の形なので、決算時の仕訳としては誤りです。「(借) 前払保険料 72,000 / (貸) 保険料 72,000」は支払額の全額を繰り延べており、当期にすでに経過した4か月分まで資産にしてしまうため誤りです。
「(借) 保険料 24,000 / (貸) 未払保険料 24,000」は費用の未払計上(見越し)の仕訳であり、すでに支払済みの保険料の前払処理(繰延べ)とは全く異なる処理なので誤りです。決算で前払保険料に振り替えるのは、支払った保険料のうち翌期に属する未経過分だけで、当期に経過した分は保険料のまま残します。
関連キーワード: 前払保険料・月割計算・費用の繰延・経過勘定・決算整理
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