日商簿記3級 仕訳問題 練習問題 第102問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 前期に貸倒れとして処理した売掛金80,000円のうち、30,000円を当期になって現金で回収した。
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 前期に貸倒れとして処理した売掛金80,000円のうち、30,000円を当期になって現金で回収した。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. (借) 現金 30,000 / (貸) 償却債権取立益 30,000
前期に貸倒処理した債権を当期に回収できた場合、回収額は「償却債権取立益」(収益)として処理します。回収したのは30,000円なので、借方に「現金」30,000円、貸方に「償却債権取立益」30,000円を計上するのが正解です。
「(借) 現金 30,000 / (貸) 売掛金 30,000」は売掛金を貸方に計上していますが、この売掛金は前期の貸倒処理によってすでに帳簿から消えているため、再び売掛金を減少させることはできず誤りです。「(借) 現金 30,000 / (貸) 貸倒引当金 30,000」は回収額を貸倒引当金に戻していますが、日商簿記3級では過年度に貸倒処理した債権の回収は収益(償却債権取立益)として処理するため誤りです。
「(借) 現金 30,000 / (貸) 貸倒損失 30,000」は前期に計上した貸倒損失を当期に取り消す形ですが、前期の費用を当期の帳簿で直接減額することはできず、当期の収益として計上すべきなので誤りです。なお、貸倒れと回収が同一会計期間内に生じた場合には貸倒損失を取り消す処理を行いますが、本問は前期に貸倒処理した債権なので該当しません。
「(借) 現金 80,000 / (貸) 償却債権取立益 80,000」は貸倒処理した債権の全額を計上していますが、実際に回収できたのは30,000円のみであり金額が誤りです。前期に貸倒処理した債権を当期に回収したときは、売掛金や貸倒損失を戻さず、実際に回収した額だけを償却債権取立益として計上します。
関連キーワード: 償却債権取立益・貸倒れ・売掛金・収益
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