日商簿記3級 仕訳問題 練習問題 第101問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 当期に商品を売り上げたことにより発生した売掛金150,000円が、得意先の倒産により貸し倒れた。なお、貸倒引当金の残高
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 当期に商品を売り上げたことにより発生した売掛金150,000円が、得意先の倒産により貸し倒れた。なお、貸倒引当金の残高が60,000円ある。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. (借) 貸倒損失 150,000 / (貸) 売掛金 150,000
貸倒引当金は、前期末の決算で前期末に存在した債権の残高に対して設定したものです。当期に発生した売掛金は前期末には存在せず、引当金の設定対象になっていないため、当期発生の売掛金が貸し倒れた場合は貸倒引当金を充当せず、全額を「貸倒損失」(費用)として処理します。
借方に貸倒損失150,000円、貸方に売掛金150,000円を計上するのが正解です。「(借) 貸倒引当金 60,000、貸倒損失 90,000 / (貸) 売掛金 150,000」は前期以前に発生した売掛金が貸し倒れた場合の処理であり、当期発生分の貸倒れに引当金を充当するのは誤りです。
「(借) 貸倒引当金 150,000 / (貸) 売掛金 150,000」は引当金残高60,000円を超える金額を充当しており、残高超過である上に当期発生債権には充当できないため二重に誤りです。「(借) 貸倒引当金繰入 150,000 / (貸) 売掛金 150,000」は貸倒引当金繰入を使っていますが、繰入は決算で引当金を設定(積み増し)するときの費用勘定であり、貸倒れの発生時に使う勘定ではないため誤りです。
貸倒引当金を充当するのは前期以前に発生した債権の貸倒れで、当期に発生した売掛金の貸倒れは引当金の残高があっても全額を貸倒損失とします。
関連キーワード: 貸倒損失・当期発生債権・貸倒引当金・売掛金
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