日商簿記3級 仕訳問題 練習問題 第99問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 決算において、損益勘定で算定された当期純利益300,000円を繰越利益剰余金勘定へ振り替える。
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 決算において、損益勘定で算定された当期純利益300,000円を繰越利益剰余金勘定へ振り替える。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. (借) 損益 300,000 / (貸) 繰越利益剰余金 300,000
決算の締切手続きでは、収益と費用を損益勘定に集計し、その差額として算定された当期純利益を繰越利益剰余金勘定(純資産)へ振り替えます。当期純利益が出た場合、損益勘定は貸方残高(収益>費用)となっているため、これをゼロにするように借方に「損益」を計上し、貸方に「繰越利益剰余金」の増加を計上します。
「(借) 繰越利益剰余金 300,000 / (貸) 損益 300,000」は借方と貸方が逆であり、当期純損失が生じた場合(損益勘定が借方残高の場合)に繰越利益剰余金を減少させる振替仕訳にあたるため、純利益の場合には誤りです。「(貸) 資本金 300,000」とする仕訳は、当期純利益を資本金へ振り替えていますが、株式会社の簿記では利益は資本金ではなく繰越利益剰余金に蓄積するため誤りです。
資本金は株主からの払込金額を処理する勘定です。「(貸) 利益準備金 300,000」とする仕訳も誤りで、利益準備金は株主総会で剰余金の配当が決議された際に積み立てる勘定であり、決算時の純利益の振替先ではありません。
当期純利益が出ると損益勘定は貸方残高なので、借方に損益を記入して残高を消し、資本金や利益準備金ではなく繰越利益剰余金を増やします。
関連キーワード: 損益勘定・当期純利益・繰越利益剰余金・決算振替仕訳
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