日商簿記3級 仕訳問題 練習問題 第85問: 次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 期首に、備品(取得原価800,000円、減価償却累計額450,000円)を400,000円で売却し、代金は翌月末に受け
次の取引の仕訳として正しいものはどれか。 期首に、備品(取得原価800,000円、減価償却累計額450,000円)を400,000円で売却し、代金は翌月末に受け取ることとした。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. (借) 未収入金 400,000、減価償却累計額 450,000 / (貸) 備品 800,000、固定資産売却益 50,000
備品の帳簿価額は取得原価800,000円 − 減価償却累計額450,000円 = 350,000円です。売却価額400,000円が帳簿価額350,000円を上回るため、差額50,000円の「固定資産売却益」(収益)が発生します。
売却代金が後日受け取りのため、借方に「未収入金」400,000円(商品以外の売却代金の未収には売掛金ではなく未収入金を使います)と「減価償却累計額」450,000円を計上し、貸方に「備品」800,000円と「固定資産売却益」50,000円を計上します。借方400,000円+450,000円=850,000円、貸方800,000円+50,000円=850,000円で貸借が一致します。
「(借) 売掛金 400,000…」とする仕訳は、売掛金が商品売上の未収代金に限定して使う勘定であるため、備品の売却代金には誤りです。「(借) 未収入金 400,000 / (貸) 備品 350,000…」は減価償却累計額を消去せず、備品を帳簿価額で減額していますが、間接法では取得原価800,000円の備品と減価償却累計額450,000円の両方を帳簿から消去する必要があるため誤りです。
「(貸) 雑益 50,000」とする仕訳は、固定資産の売却による利益を雑益で処理しており、固定資産売却益という専用の勘定科目を使うべきなので誤りです。「(借) 未収入金 400,000、減価償却累計額 400,000 / (貸) 備品 800,000」は貸借を合わせるために減価償却累計額を実際の残高450,000円と異なる金額で計上しており、売却益も計上されない誤りです。
間接法では取得原価の備品と減価償却累計額をともに帳簿から消し、売却価額が帳簿価額を上回る差額は雑益ではなく固定資産売却益とします。
関連キーワード: 固定資産売却益・未収入金・減価償却累計額・帳簿価額
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