日商簿記2級 商業簿記・個別論点 練習問題 第49問: 次の連結修正仕訳として正しいものはどれか。 P社はS社の発行済株式の60%を保有している。P社は当期中に、帳簿価額5,000,000円の土地をS社へ6,200,
次の連結修正仕訳として正しいものはどれか。 P社はS社の発行済株式の60%を保有している。P社は当期中に、帳簿価額5,000,000円の土地をS社へ6,200,000円で売却し、売却益を固定資産売却益として計上した。S社は当期末現在もこの土地を保有している。連結財務諸表の作成にあたり必要な仕訳を示しなさい。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. (借) 固定資産売却益 1,200,000 / (貸) 土地 1,200,000
連結会社間で売買した土地を期末現在も企業集団内に保有している場合、その売却益は企業集団の外部に対して実現していない未実現利益なので全額消去します。未実現利益=売却価額6,200,000-帳簿価額5,000,000=1,200,000円。連結上は売却益を取り消し、土地の帳簿価額を売却元の原価5,000,000円まで引き下げるため「(借)固定資産売却益1,200,000/(貸)土地1,200,000」となり、選択肢3が正解です。 選択肢2は貸借が逆で、消去すべき売却益を計上し土地を増やしてしまう誤りです。 選択肢1は親会社持分60%相当(1,200,000×60%=720,000)だけを消去していますが、未実現利益は持分割合に関係なく全額を消去します。 選択肢4は非支配株主持分への按分を行っている点が誤りです。本問は親会社から子会社への売却(ダウンストリーム)であり、利益を計上したのは親会社なので未実現利益は全額親会社が負担し、非支配株主への按分は行いません(按分が必要になるのは子会社が売却したアップストリームの場合です)。
関連キーワード: 連結会計・未実現利益・土地・固定資産売却益・ダウンストリーム
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