日商簿記2級 商業簿記・個別論点 練習問題 第47問: 次の連結修正仕訳として正しいものはどれか。 P社はS社の発行済株式の70%を保有している。当期よりS社はP社に対して商品を販売しており、その原価率は80%(売上
次の連結修正仕訳として正しいものはどれか。 P社はS社の発行済株式の70%を保有している。当期よりS社はP社に対して商品を販売しており、その原価率は80%(売上高に対する売上原価の割合)である。当期末にP社が保有する商品のうち、S社から仕入れた分は900,000円(S社の販売価格ベース)であった。この期末商品に含まれる未実現利益の消去に関する当期の連結修正仕訳を示しなさい。なお、前期末に連結会社間の商品の在庫はない。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. (借) 売上原価 180,000 / (貸) 商品 180,000 (借) 非支配株主持分当期変動額 54,000 / (貸) 非支配株主に帰属する当期純利益 54,000
原価率80%なので売上高に対する利益率は20%です。期末商品900,000円に含まれる未実現利益=900,000×20%=180,000円で、まずこれを全額消去します(借)売上原価180,000/(貸)商品180,000。本問は子会社から親会社への販売(アップストリーム)なので、利益を計上したのは子会社S社です。未実現利益の消去によってS社の利益が180,000円減少するため、そのうち非支配株主の持分割合30%相当の180,000×30%=54,000円を非支配株主に負担させます。S社の利益が減る方向なので、非支配株主持分を減らし(借方)、非支配株主に帰属する当期純利益を減らす(貸方)仕訳になります。この2組を示す選択肢2が正解です。 選択肢1はダウンストリームの場合の処理で、アップストリームで必要な非支配株主持分への按分が漏れています。 選択肢3は按分仕訳の貸借が逆で、S社の利益が減っているのに非支配株主持分を増加させてしまう誤りです。 選択肢4は未実現利益のうち親会社持分70%相当(180,000×70%=126,000)だけを消去していますが、未実現利益はいったん全額を消去したうえで非支配株主分を按分するため誤りです。
関連キーワード: 連結会計・未実現利益・アップストリーム・非支配株主持分・売上原価
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