日商簿記2級 商業簿記・個別論点 練習問題 第44問: 次の連結修正仕訳として正しいものはどれか。 P社はS社の発行済株式の80%を保有している。S社は当期中の株主総会で繰越利益剰余金を財源とする配当金500,000
次の連結修正仕訳として正しいものはどれか。 P社はS社の発行済株式の80%を保有している。S社は当期中の株主総会で繰越利益剰余金を財源とする配当金500,000円の支払いを決議し、支払済みである。P社は受け取った配当金を受取配当金として処理している。連結財務諸表の作成にあたり、この配当に係る連結修正仕訳を示しなさい。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. (借) 受取配当金 400,000・非支配株主持分当期変動額 100,000 / (貸) 剰余金の配当 500,000
子会社が行った配当は、企業集団内部での資金の移動にすぎないため連結上は消去します。S社が計上した「剰余金の配当」500,000円のうち、80%の400,000円(=500,000×80%)はP社が受け取っており、P社が計上した受取配当金と相殺します。残り20%の100,000円(=500,000×20%)は非支配株主へ支払われたものなので、非支配株主持分を減少させます(借方に非支配株主持分当期変動額)。よって選択肢3が正解です。 選択肢2は配当金の全額を受取配当金と相殺していますが、P社が受け取ったのは持分割合80%相当の400,000円だけであり、非支配株主に支払われた100,000円の按分が漏れています。 選択肢1は非支配株主分の相手勘定が誤りです。配当は損益ではなく純資産の払戻しなので、損益項目である「非支配株主に帰属する当期純利益」ではなく純資産の「非支配株主持分当期変動額」を減少させます。 選択肢4は貸借がすべて逆で、消去すべき剰余金の配当を貸方に立ててしまっており誤りです。
関連キーワード: 連結会計・剰余金の配当・受取配当金・非支配株主持分当期変動額
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