日商簿記2級 工業簿記 練習問題 第33問: 当工場は製造間接費を公式法変動予算により管理し、機械運転時間を基準に予定配賦している。次の資料にもとづき、当月の操業度差異として正しいものはどれか。 ・変動費
当工場は製造間接費を公式法変動予算により管理し、機械運転時間を基準に予定配賦している。次の資料にもとづき、当月の操業度差異として正しいものはどれか。 ・変動費率: 1時間あたり 250円 ・固定費予算 (月額): 840,000円 ・基準操業度 (月間の正常機械運転時間): 1,200時間 ・当月の実際機械運転時間: 1,120時間 ・当月の製造間接費実際発生額: 1,140,000円
解答と解説を先に見る
正解: 1. 56,000円の不利差異
操業度差異は、固定費の配賦漏れ (または過剰配賦) を示す差異であり、固定費率×(実際操業度−基準操業度) で計算します。変動費は操業度に比例して予算も配賦額も動くため、操業度差異には関係しません。固定費率=固定費予算840,000円÷基準操業度1,200時間=700円/時間。操業度差異=700円×(実際1,120時間−基準1,200時間)=700円×(△80時間)=△56,000円。実際操業度が基準操業度を80時間下回り、その分の固定費が製品に配賦されなかったため、56,000円の不利差異となります。よって選択肢1が正解です。 選択肢3は符号が逆で、操業度が基準を下回った場合は固定費の配賦不足なので不利差異です。選択肢2の20,000円は固定費率ではなく変動費率250円を用いて計算 (250円×80時間) した誤りで、変動費部分は予算許容額も実際操業度に応じて減るため操業度差異を構成しません。選択肢4の76,000円は予定配賦率950円 (変動費率250円+固定費率700円) を用いて計算した誤りで、操業度差異に用いるのは固定費率のみです。
関連キーワード: 公式法変動予算・操業度差異・固定費率・基準操業度・製造間接費
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