日商簿記2級 決算・財務諸表 練習問題 第48問: 製造業を営む当社の次の資料にもとづき、損益計算書に表示される売上原価の金額として正しいものはどれか。 ・期首製品棚卸高 400,000円 ・当期製品製造原価 5
製造業を営む当社の次の資料にもとづき、損益計算書に表示される売上原価の金額として正しいものはどれか。 ・期首製品棚卸高 400,000円 ・当期製品製造原価 5,600,000円 ・期末製品棚卸高 500,000円 ・原価差異(借方差異) 80,000円 なお、原価差異は当期の売上原価に賦課する。上記のほかに考慮すべき事項はない。
解答と解説を先に見る
正解: 3. 5,580,000円
製造業の損益計算書では、売上原価を「期首製品棚卸高 + 当期製品製造原価 − 期末製品棚卸高」で計算し、そこに原価差異を加減します。まず差引の金額は 400,000円 + 5,600,000円 − 500,000円 = 5,500,000円 です。次に原価差異ですが、借方差異は実際に発生した原価が予定(標準)より多かったことを意味する不利差異であり、その分だけ製品原価が過少に計上されているため、売上原価に加算します。したがって売上原価 = 5,500,000円 + 80,000円 = 5,580,000円 となり、選択肢3が正解です。選択肢2の5,500,000円は原価差異の賦課を忘れた金額です。問題文に「原価差異は当期の売上原価に賦課する」とあるため、必ず加減しなければなりません。選択肢1の5,420,000円は借方差異(不利差異)を売上原価から減算してしまった誤りです。借方差異は原価の追加発生を意味するので加算、貸方差異(有利差異)なら減算です。有利・不利の取り違えは頻出の誤りです。選択肢4の5,780,000円は 500,000円 + 5,600,000円 − 400,000円 + 80,000円 と、期首製品棚卸高と期末製品棚卸高を入れ替えて計算した誤りです。期首分は加算、期末分は減算します。
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