建築物環境衛生管理技術者 環境衛生行政 練習問題 第18問: 室内の温熱環境と健康に関する記述として、正しいものはどれか。
室内の温熱環境と健康に関する記述として、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 5. 高温環境下で大量の発汗が続くと、水分・塩分の喪失により熱痙攣が起こることがある
高温環境下での長時間作業や運動時に大量の発汗が続くと、体液(水分と塩分ナトリウム)が大量に失われます。このような状態では骨格筋の痙攣(熱痙攣・こむら返り)が発生することがあるため、「高温環境下で大量の発汗が続くと、水分・塩分の喪失により熱痙攣が起こることがある」は正しい。
「感覚温度(ET)は気温・湿度・放射熱の3要素で表され、気流は考慮されない」は誤りで、Yaglou の旧来の有効温度(感覚温度 ET)は気温・湿度・気流の3要素で構成される指標であり、放射熱は含まれない(要素の組み合わせが逆)。「新有効温度(ET*)は気温と湿度の2要素のみで決まる」は誤りで、新有効温度(ET*)は気温・湿度・気流・放射熱・代謝量・着衣量の6要素を考慮する総合的な温熱環境評価指標である。
「冷房による室内温度の低下は頭痛・倦怠感等の症状を引き起こすことがなく、むしろ健康に有益である」は誤りで、過度な冷房や冷気の直接暴露は冷房病(冷え性・頭痛・倦怠感・自律神経失調)として実際に健康影響が報告されている。「不感蒸泄は発汗により皮膚から蒸発する水分のことで、意識的にコントロールできる」は誤りで、不感蒸泄は発汗とは別の現象であり、皮膚や呼気から自覚されずに蒸発する水分(成人で1日約700〜900ml)を指し、意識的にはコントロールできない不随意の蒸散である。
熱痙攣は、高温環境で大量の発汗が続き、水分とともに塩分が失われたときに起こりうる骨格筋の痙攣である。
関連キーワード: 熱痙攣・発汗・新有効温度・不感蒸泄・温熱環境
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