宅地建物取引士資格試験 権利関係 練習問題 第56問: 賃貸借の終了に伴う賃借人の原状回復義務、附属物の収去及び有益費の償還に関する次の記述のうち、民法の規定によれば正しいものはどれか。
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賃貸借の終了に伴う賃借人の原状回復義務、附属物の収去及び有益費の償還に関する次の記述のうち、民法の規定によれば正しいものはどれか。
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正解: 2. 賃借物の経年変化によって生じた劣化は、賃借人が賃貸借の終了時に原状に復する義務を負う損傷に含まれない
民法第621条本文は、賃借人が原状に復する義務を負う損傷から、通常の使用及び収益によって生じた損耗と賃借物の経年変化を除いているので、2が正しい。 1は誤り。有益費は賃貸借の終了の時に償還されるが、第608条第2項が第196条第2項に従うとしており、価格の増加が現存する場合に限り、賃借人ではなく賃貸人(回復者)の選択で支出した金額又は増価額が償還される。 3は誤り。第622条が準用する第599条第2項により、賃借人は附属させた物を収去することができ、時期を終了後に限る定めはない(終了時の収去義務は同条第1項。分離できない物などを除く)。 4は誤り。第621条ただし書により、損傷が賃借人の責めに帰することができない事由によるときは、程度を問わず原状回復の義務を負わない。
根拠・参照資料: 民法第196条・第599条・第608条・第621条・第622条
関連キーワード: 原状回復・経年変化・収去・有益費
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