宅地建物取引士資格試験 権利関係 練習問題 第47問: 取得時効に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。
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取得時効に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
正解: 3. 所有の意思をもって20年間平穏かつ公然と他人の物を占有した者は、占有開始時の善意・悪意を問わず、その所有権を取得する
民法第162条第1項は、20年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と他人の物を占有した者は、その所有権を取得すると規定し、この場合は占有者の善意・悪意を問わない。よって3が正しい。 1は誤り。同条第2項の10年の短期取得時効は、占有開始の時に善意かつ無過失であったことが要件であり、善意・悪意を問わないとする点が誤り。2も誤り。善意・無過失は占有開始時に判断され(同条第2項)、占有の途中で悪意になっても10年の取得時効の成立は妨げられない。全期間を通じて善意無過失である必要はない。4も誤り。判例(最判昭和42年7月21日等)は、取得時効は必ずしも他人の物であることを要せず、自己の物についても取得時効の成立を主張できるとしている(所有権の立証が困難な場合の救済)。
根拠・参照資料: 民法第162条
関連キーワード: 民法・取得時効・所有の意思・善意無過失
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