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建設業経理士2級 部門別・工事別計算と原価の理論 練習問題 第9問: 工事原価に含めるものと含めないものに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

この科目 –/20 解いた
中級

工事原価に含めるものと含めないものに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

解答と解説を先に見る

正解: 1. 大型台風による想定外の増水で工事現場の資材が流失した損失は、正常な施工の過程で生じた価値の減少ではないので、工事原価に含めない。

正解は1です。工事原価は、工事の施工のために消費した財貨や用役の価値を金額で表したもので、施工という経営の目的に関係し、正常な状態で生じたものを工事原価とします。大型台風による想定外の増水のような偶発的な事故による損失は、正常な施工の過程で生じたものではないので工事原価に含めず、特別損失などとして処理します。2は誤りで、購入時資産処理法では資材を購入したときに材料勘定(資産)で受け入れ、工事に払い出して消費した分を材料費として工事原価にします。使われずに倉庫に残っている資材は材料(材料貯蔵品)として資産に計上します(特定の工事のために購入して現場に直接搬入する資材を、購入した時点でその工事の材料費とする購入時材料費処理法とは別の方法です)。3は誤りで、投資目的の賃貸用の土地は工事の施工と関係がないので、その固定資産税は工事原価に含めません。4は誤りで、工事原価は価値の消費にもとづいて把握するので、払出しの時点で現金の支出がなくても、消費した資材の額は材料費になります。原価に入るかどうかは、支出の有無ではなく、施工のための正常な消費かどうかで判断します。

関連キーワード: 原価の本質・工事原価・異常な損失・価値の消費・材料費・購入時資産処理法

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