建設業経理士2級 部門別・工事別計算と原価の理論 練習問題 第5問: 当社は工事別原価計算表を作成しており、労務費は予定賃率(直接作業1時間あたり1,800円)で、工事間接費は直接作業時間を基準とする予定配賦率(1時間あたり900
当社は工事別原価計算表を作成しており、労務費は予定賃率(直接作業1時間あたり1,800円)で、工事間接費は直接作業時間を基準とする予定配賦率(1時間あたり900円)で各工事に計上している。No.402工事は前月に着工し、当月末現在で未完成である。次の資料にもとづき、当月末のNo.402工事の原価の累計額(月末の未成工事支出金のうちNo.402工事の分)として正しいものはどれか。 ・No.402工事の前月までの原価の累計 612,000円 ・当月のNo.402工事の材料費 486,000円、外注費 735,000円、経費 (No.402工事に直接かかったもの) 58,000円 ・当月のNo.402工事の直接作業時間 240時間 ・当月の工事間接費の実際発生額 705,000円、当月の全工事の直接作業時間の合計 750時間
解答と解説を先に見る
正解: 3. 2,539,000円
正解は3です。工事別原価計算表では、工事ごとに材料費・労務費・外注費・経費を集計し、複数の工事に共通して発生する工事間接費を配賦額として加えます。未完成の工事は、前月までの累計に当月分を加えた額が月末の未成工事支出金になります。当月分は、労務費1,800円×240時間=432,000円、工事間接費900円×240時間=216,000円で、486,000円+432,000円+735,000円+58,000円+216,000円=1,927,000円です。累計は612,000円+1,927,000円=2,539,000円です。1は工事間接費の配賦額216,000円を加えていません。2は前月までの累計612,000円を加えていません。4は工事間接費を実際発生額で配賦しています(705,000円÷750時間=940円、940円×240時間=225,600円)。予定配賦率を使う場合、実際発生額との差は工事間接費配賦差異として別に把握します。
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