1級建築施工管理技術検定 第一次検定 建築学等 (環境工学・一般構造・構造力学・建築材料) 練習問題 第1問: 事務室に 36 人が在室している。1 人あたりの二酸化炭素の発生量を 0.02 m³/h、外気の二酸化炭素濃度を 400 ppm (0.04%) とするとき、室
事務室に 36 人が在室している。1 人あたりの二酸化炭素の発生量を 0.02 m³/h、外気の二酸化炭素濃度を 400 ppm (0.04%) とするとき、室内の二酸化炭素濃度を 1,000 ppm (0.1%) 以下に保つために必要な最小の換気量として、最も適当なものはどれか。ただし、室内の空気は一様に混合し、定常状態にあるものとする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 1,200 m³/h
必要な換気量は「1,200 m³/h」です。定常状態 (時間がたっても室内の濃度が変わらない状態) では、在室者が出す二酸化炭素の量と、換気の空気が運び出す量が釣り合います。
必要換気量 Q は、在室者全体の発生量 M を、室内の許容濃度 Ci と外気濃度 Co の差で割って求めます。M=36 人×0.02 m³/h=0.72 m³/h、Ci−Co=0.001−0.0004=0.0006 なので、Q=0.72÷0.0006=1,200 m³/h です。
「720 m³/h」は外気濃度を差し引かずに 0.72÷0.001 とした値で、取り入れる外気にも二酸化炭素が含まれることを見落としています。「1,800 m³/h」は濃度の差ではなく外気濃度 0.0004 で割った値です。
「120 m³/h」は濃度の差 600 ppm を 0.006 と桁を取り違えて 0.72÷0.006 とした値で、1 ppm は 100 万分の 1 (600 ppm=0.0006) と確かめれば防げます。許容濃度の 1,000 ppm は、建築基準法施行令が中央管理方式の空気調和設備に求める炭酸ガスの含有率「百万分の千以下」と同じ値です (建築基準法施行令 第129条の2の5第3項の表)。
必要換気量は、室内の二酸化炭素の発生量を、室内の許容濃度と外気濃度の差で割って求めます。出典: 建築基準法施行令 第129条の2の5第3項 (炭酸ガスの含有率の基準)・必要換気量の式は室内の二酸化炭素の収支 (計算)。
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