ぴよパス

ビル管理士 給水・排水の管理 攻略ガイド|水質管理/給水設備/排水設備 (2026年版)

ぴよパス編集部6分で読めます
PR 広告 (PR) — 本記事はぴよパス編集部による独自レビューですが、A8.net・Amazon アソシエイト等のアフィリエイト広告を含みます。リンク経由でお申込み・ご購入があった場合、当サイトに紹介料が支払われます。掲載順位・推薦内容は紹介料の金額に影響されません。
ビル管理士 給水・排水の管理 攻略ガイド|水質管理/給水設備/排水設備 (2026年版)
目次

「給水及び排水の管理」は配管や水槽の専門用語が多く、現場経験がないと用語の段階でつまずきがちです。トラップ・通気・受水槽・残留塩素……どれも似て見えて、何を覚えれば点になるのか分かりにくい。けれどこの科目は35問と空気環境に次ぐ第2配点で、全体65%の合格ラインを支える要。しかも出題は「水質の数値」「給水方式の比較」「排水の構造」に偏っていて、数値暗記と構造理解を分けて攻めれば十分得点源になります。

試験の基本スペック

まず試験全体の概要を確認しておきます。

項目内容
試験時間午前3時間+午後3時間の計6時間
受験料17,900円(非課税・令和7年度に13,900円から改定)
合格率10〜20%前後(年度により変動)
全体合格基準7科目合計で65%以上かつ各科目40%以上
給水排水の出題数35問(7科目中第2配点)
足切りライン14問以上(40%)
目標ライン23問以上(65%水準)

給水排水の35問は足切り回避だけでは全体合格に届かないため、23問以上を目標に設定するのが現実的です。

ビル管理士 オリジナル予想問題で実力確認 →

独学の本命テキスト

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)対策の土台になる、解説と演習のバランスがよい定番テキストがこちらです。

※価格・評価は変動します。改訂年(2024年以降推奨)を商品ページで確認してください。上記は Amazon アソシエイトのリンクです。

この記事で分かること

  • 35問が偏る各分野と、数値で取る・構造で取るの役割分担
  • レジオネラ・残留塩素・水道水質基準など、暗記が直接点になる数値
  • 簡易専用水道(10m³超)と定期検査義務の関係
  • 給水方式の長所短所を比較で覚えるコツ
  • 排水トラップの封水深・二重トラップ禁止・阻集器の頻出構造

水質管理は「数値暗記」で取りにいく

水道法・建築物衛生法にもとづく水質まわりの数値は、覚えればそのまま得点になります。理屈より暗記が優先される分野です。

論点覚える数値注意点
遊離残留塩素給水栓で0.1mg/L以上を保持結合残留塩素なら0.4mg/L以上
レジオネラ対策(給湯)貯湯60℃以上・末端55℃以上「給湯60・末端55」をセットで
pH値5.8〜8.6中性付近。上下限の取り違えに注意
一般細菌1mLの検水で100集落以下大腸菌は「検出されないこと」
受水槽の清掃1年以内ごとに1回水質検査の頻度と混同しない

レジオネラ属菌は給湯温度が下がると繁殖しやすく、循環式浴槽でも問われる定番論点です。「給湯は60℃以上、配管末端でも55℃以上」をワンセットで暗記してください。残留塩素は「遊離0.1・結合0.4」、pHは「5.8〜8.6」と、数字と単位をそのまま頭に入れるのが得点への近道です。

簡易専用水道の扱いは頻出

貯水槽水道のうち有効容量が10m³超のものは「簡易専用水道」に該当し、水道法上の管理義務が課せられます。具体的には年1回以上の検査(地方公共団体の機関または指定検査機関による)が義務。この「10m³超」という基準値は選択肢でよく問われるので、確実に覚えてください。

残留塩素は「微生物の再増殖を抑えるために蛇口まで一定濃度を残す」という目的とセットで覚えると、数値だけの暗記より忘れにくくなります。

給水設備は「方式の比較」で覚える

給水設備は、水道本管から各蛇口へどう水を届けるかの方式が中心。それぞれの長所短所を比較表で押さえると、正誤判定が速くなります。

給水方式受水槽特徴
直結直圧方式なし水道本管の圧力で直接給水。小規模向きで衛生的
直結増圧方式なし増圧ポンプで中層建物まで。受水槽不要
高置水槽方式あり(+高置タンク)重力で安定供給。水質管理と更新が課題
圧力タンク方式あり圧力変動が出やすい
ポンプ直送(加圧給水)方式ありポンプで直送。停電時の対策が要る

受水槽を持つ方式は断水時にも水を確保できる一方、槽内で水が滞留すると水質が悪化します。受水槽の清掃は1年以内ごとに1回、点検口・オーバーフロー管・防虫網の管理が問われます。「受水槽あり=安定供給だが衛生管理が課題」「受水槽なし=衛生的だが断水に弱い」という対比で整理すると、引っかけに強くなります。

クロスコネクション(飲料水と非飲料水の配管が誤接続されること)の禁止、給水管への逆流を防ぐ吐水口空間やバキュームブレーカも給水設備の定番論点です。「上水を汚染させない」という視点で、受水槽の清掃・防虫網・逆流防止をひとまとめに押さえると、給水分野は安定して取れます。

排水設備は「構造の理解」で取る

排水・通気は、暗記より仕組みの理解が効きます。要は「臭気と害虫を室内に入れない」ための構造です。

  • 排水トラップ:封水(水の溜まり)で下水からの臭気・害虫を遮断する。封水深は50〜100mmが標準。浅すぎると蒸発で切れ、深すぎると自浄作用が落ちる。
  • 二重トラップの禁止:1つの排水経路に2つのトラップを設けると、間の空気が逃げ場を失い排水不良になるため禁止。
  • 封水の破られ方:自己サイホン作用・誘導サイホン作用・毛管現象・蒸発などで封水が失われる。通気管はこれを防ぐ。
  • 通気管:排水時の気圧変動を逃がして封水を保護する。各個通気・ループ通気・伸頂通気などの方式がある。
  • 阻集器(グリストラップ等):油脂・砂・毛髪・プラスターなどを排水から分離して配管詰まりを防ぐ。グリストラップ(油脂)、サンドトラップ(砂)、ヘアキャッチャー(毛髪)と処理対象によって種類が異なる。

封水がなぜ・どう破られ、通気管がそれをどう防ぐか——この因果がつながると、排水分野の選択肢はほぼ消去法で解けるようになります。

やりがちな失敗と回避策

  • 35問を全分野まんべんなくやろうとする:まず数値(水質)と頻出構造(トラップ・通気)から固めるのが効率的。配管材料などの細部は後回しでも合格点は届きます。
  • レジオネラの給湯温度をあいまいに覚える:「給湯60℃以上・末端55℃以上」を数字で正確に。曖昧だと頻出論点を1問落とします。
  • 封水まわりを丸暗記で済ませる:封水深50〜100mm・二重トラップ禁止・通気管の役割を「なぜそうなのか」で理解すると、初見の出題にも対応できます。
  • 簡易専用水道の基準(10m³超)を見落とす:この数値は選択肢で直接問われる頻出論点です。

まとめ:今日やる一手は「水質の数値カード化」

給水及び排水の管理35問は、水質(数値暗記)・給水(方式の比較)・排水(構造理解)に分ければ、第2配点を得点源にできます。専門用語の壁は、覚える順番を「点になる数値→比較→構造」と決めるだけで一気に低くなります。

今すぐ始めるなら、水質分野の数値(遊離残留塩素0.1・給湯60/末端55・pH5.8〜8.6・受水槽清掃1年以内・簡易専用水道10m³超)を暗記カードにすること。ここが固まったら給水方式の比較表、最後に排水の構造へ。関連科目は 行政概論対策空気環境の調整対策 もあわせて確認してください。

ビル管理士 オリジナル予想問題で実力確認 →


出典:

  • 公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター — 建築物環境衛生管理技術者試験 受験案内(受験料・試験時間・合格基準)
  • 建築物衛生法・水道法 — 給水・排水の管理基準、簡易専用水道の定義

建築物環境衛生管理技術者の予想問題を無料で解けます

145問 — 登録不要・科目別学習&模擬試験対応

合格率
約20%
受験料
¥17,900
試験時間
6時間

ここまで読めたら、オリジナル予想問題を 1 問だけ解いて、今の理解度を 30 秒で確認しましょう。

3 冊を一目で比較 PR

役割・評価・3 軸スコアを横並びで見比べて、あなたの学習段階に最適な 1 冊を選んでください。

横にスクロールして 3 冊を比較できます

建築土木教科書 炎のビル管理士 テキスト&問題集
#1 建築土木教科書 炎のビル管理士 テキスト&問題集
ラクラクわかる! ビル管理試験 集中ゼミ(改訂2版)
#2 ラクラクわかる! ビル管理試験 集中ゼミ(改訂2版)
2026年版 ビル管理試験完全解答
#3 2026年版 ビル管理試験完全解答
役割テキスト+問題集 一体型・1冊完結要点圧縮型・2冊目の通読本直近8年分 1440問の演習解説集
解説
演習
法令
こんな人にビル管理士を初めて受験する設備管理・清掃・警備の社会人。テキストと問題集を別々に買わずに1冊で全範囲を仕上げたい層。出題傾向を素早く把握したい受験予定者。1冊目の参考書を終え、2冊目で全範囲を整理し直したい受験者。仕事の合間に短時間で要点を再確認したい社会人。直前期に法令と数値の総まとめが必要な層。テキストを1〜2冊読み終え、本試験形式で演習量を確保したい受験者。直前期に出題傾向と苦手分野を可視化したい層。
Amazon で見るAmazon で見るAmazon で見る

※ Amazon アソシエイト・プログラムに基づく紹介リンクを含みます。価格は Amazon.co.jp でご確認ください。

🐥

この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士、危険物取扱者、衛生管理者、ボイラー技士、冷凍機械責任者、 電気工事士、FP 技能検定、IT パスポート、宅地建物取引士、登録販売者 など 20 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照し、 記事の正確性を担保しています。問題はすべて編集部によるオリジナルで、12 項目の自動ガード (スキーマ検証、正答一意性、計算問題の再検算ほか) + 編集長による最終承認を経て公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

この記事をシェア

この記事は に最終更新されました