測量士試験 写真測量(空中写真・UAV写真) 練習問題 第8問: フレーム型のデジタル航空カメラで、撮影基準面(標高0 m)からの撮影高度2,700 mを保ち、撮影基準面での同一コースの重複度が60%となる間隔で撮影した。撮影
フレーム型のデジタル航空カメラで、撮影基準面(標高0 m)からの撮影高度2,700 mを保ち、撮影基準面での同一コースの重複度が60%となる間隔で撮影した。撮影区域内の標高300 mの尾根における隣接数値写真間の重複度と、作業規程の準則が隣接数値写真間の重複度の最小として定める値との関係について、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 55%で、最小の値を上回る
正解は「55%で、最小の値を上回る」です。撮影高度は一定なので、隣り合う写真の撮影位置の間隔である撮影基線長Bは変わりません。
撮影基準面での飛行方向の撮影範囲をGとすると、重複度60%から B = 0.40G です。標高300 mの尾根からカメラまでの高さは 2,700 − 300 = 2,400 m なので、地上の撮影範囲は 2,400 ÷ 2,700 = 8/9倍に狭まり、重複度は 1 − 0.40 × 9/8 = 1 − 0.45 = 0.55、つまり55%です。
作業規程の準則第190条第2項は隣接数値写真間の重複度を最小で53パーセントとしているので、55%はこれを上回ります。60%は第185条第1項第四号の計画の標準で、最小の値ではありません。
これを最小と取り違えると「55%で、最小の値を下回る」を選ぶことになります。「53.3%」の2つの文は60%にそのまま8/9を掛けた値で、基線長が変わらないことを見落としています。
「60%で、最小の値を上回る」は高さで重複度が変わらないとした文です。地形の高い所では重複度が標準の60%より下がりますが、足りるかどうかは最小の53パーセントと比べて判断します。
根拠・参照資料: 作業規程の準則第185条・第190条
関連キーワード: 重複度・撮影高度・撮影基準面・撮影計画・隣接数値写真
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