測量士試験 GNSS測量 練習問題 第6問: 電子基準点のみを既知点とする場合以外のGNSS観測で、異なるセッションの組合せによる最少辺数の多角形A→B→C→Aを選び、基線ベクトルの環閉合差を点検した。各基
電子基準点のみを既知点とする場合以外のGNSS観測で、異なるセッションの組合せによる最少辺数の多角形A→B→C→Aを選び、基線ベクトルの環閉合差を点検した。各基線の水平面の南北成分ΔN、東西成分ΔE、高さ成分ΔUは次のとおりである。
| 基線 | ΔN | ΔE | ΔU |
|---|---|---|---|
| A→B | +1,520.346 m | +2,310.512 m | +15.402 m |
| B→C | −3,201.118 m | +405.207 m | −8.355 m |
| C→A | +1,680.784 m | −2,715.728 m | −6.992 m |
作業規程の準則の標準に照らしたときの結果として、最も適切なものはどれか。ただし、√3=1.732とし、許容範囲はmm未満を四捨五入して示す。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. ΔUだけが許容範囲52 mmを超える
環閉合差は、3本の基線ベクトルを成分ごとに足した値です。ΔN=1,520.346−3,201.118+1,680.784=+0.012 m、ΔE=2,310.512+405.207−2,715.728=−0.009 m、ΔU=15.402−8.355−6.992=+0.055 mです。
許容範囲は準則第42条第1項第二号イ(2)で水平(ΔN、ΔE)20mm√N、高さ(ΔU)30mm√N、Nは辺数なのでN=3です。水平は20×1.732≒35 mm、高さは30×1.732≒52 mmで、ΔNの12 mmとΔEの9 mmは範囲内、ΔUの55 mmだけが52 mmを超えるので、再測を行う等の措置が要ります(同項柱書)。
許容範囲30 mmと水平20 mmは重複する基線ベクトルの較差(同じ辺を異なるセッションで観測した値の差)の値で、ΔNとΔEを足して21 mmとするのも誤りです。90 mmは√NでなくNを掛けた値(30×3)、202 mmは電子基準点間の閉合差の式の値(150+30×1.732)です。
環閉合差の許容範囲は水平20mm√N・高さ30mm√Nで、ΔN・ΔE・ΔUを成分ごとに比べます。
根拠・参照資料: 作業規程の準則第42条第1項第二号イ
関連キーワード: 環閉合差・基線ベクトル・点検計算・許容範囲・セッション
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