危険物取扱者 乙種第2類 基礎的な物理学及び基礎的な化学 練習問題 第37問: 粉末消火剤(ABC粉末)の消火原理として、正しいものはどれか。
粉末消火剤(ABC粉末)の消火原理として、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る(クリックで展開)
正解: 1. ABC粉末消火剤は燃焼の連鎖反応(ラジカル反応)を抑制する負触媒(抑制)効果と、一部の窒息効果によって消火する
ABC粉末消火剤(リン酸アンモニウム系)の主な消火原理は、燃焼の連鎖反応(フリーラジカル反応)を抑制する負触媒(抑制)消火効果です。また粉末が燃焼面を覆うことによる一部の窒息効果もあります(選択肢1が正しい)。主成分はリン酸アンモニウム(NH4H2PO4等)であり、二酸化炭素ではありません(選択肢4は誤り)。粉末消火剤が放射するのは微粉末で、大量の水を放射して冷却を主体に消火するのは水消火剤のほうです(選択肢5は誤り)。ABC粉末消火剤はその名称のとおりA火災(普通火災)・B火災(油火災)・C火災(電気火災)のいずれにも適応し、危険物の規制に関する政令 別表第五でも、りん酸塩類等を使用する消火粉末は電気設備に適応するものとされています(選択肢3は誤り)。なお日本の消火器の適応火災表示はA・B・Cの3区分で、油脂の火災はB火災に含まれます。
関連キーワード: ABC粉末消火剤・抑制消火・負触媒・連鎖反応抑制・リン酸アンモニウム
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