自動車整備士3級 エンジン等 練習問題 第23問: ガソリン・エンジンの排気系に用いられる三元触媒に関する記述として、適切なものはどれか。
ガソリン・エンジンの排気系に用いられる三元触媒に関する記述として、適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. CO及びHCを酸化してCO2とH2Oにし、NOxを還元してN2にすることで、三つの成分を同時に減らす。
「CO及びHCを酸化してCO2とH2Oにし、NOxを還元してN2にする」とする肢が適切です。三元触媒は白金・パラジウム・ロジウムなどの触媒で、排気ガスに含まれる三つの有害な成分を同時に減らします。
一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)は酸素と結び付いて(酸化)二酸化炭素(CO2)と水(H2O)になり、窒素酸化物(NOx)は酸素を奪われて(還元)窒素(N2)になります。「COとNOxを酸化し、HCを還元する」とする肢は、酸化と還元の割り当てを取り違えています。
「排気の温度が低いほど働きが強まり、始動直後に浄化率が最も高い」とする肢は逆で、触媒は排気の温度が十分に高いときに働きます。「理論空燃比よりかなり薄い混合気で浄化率が最も高い」とする肢も誤りで、酸化と還元を同時に効率よく行うには、酸素の余らない理論空燃比で運転する必要があります。
細目告示 第197条は、原則として触媒等が取り外されているものを基準に適合しないものとし、自動車点検基準 別表第六では触媒反応方式等排出ガス減少装置の取付けの緩み及び損傷が2年ごとの点検の項目です。三元触媒は理論空燃比でCOとHCの酸化とNOxの還元を同時に行うと押さえましょう。
根拠・参照資料: 自動車点検基準第2条・別表第六、道路運送車両の保安基準第31条、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第197条
関連キーワード: 三元触媒・排出ガス浄化・酸化・還元
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