自動車整備士3級 エンジン等 練習問題 第17問: ファン・ベルト(駆動ベルト)の働きと構造に関する記述として、適切なものはどれか。
ファン・ベルト(駆動ベルト)の働きと構造に関する記述として、適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. Vベルトは、プーリの溝にくさびのように食い込むので、同じ幅の平ベルトよりも大きな摩擦力で回転を伝えられる。
「Vベルトは、プーリの溝にくさびのように食い込むので、平ベルトより大きな摩擦力で回転を伝えられる」とする肢が適切です。ファン・ベルトはクランク・シャフトのプーリの回転を、ベルトとプーリの間の摩擦でオルタネータなどの補機(エンジンが回す周りの機器)へ伝えます。
断面がV形のベルトは溝の両側の面に押し付けられ、くさびの作用で同じ幅の平ベルトより強い摩擦力が出るので、滑りにくくなります。「歯をプーリの歯にかみ合わせて伝える」とする肢は、歯付きベルトとの取り違えで、ファン・ベルトは摩擦で伝えます。
「張りが強すぎると滑りやすい」とする肢は向きが逆で、滑りやすくなるのは張りが緩んだときです。張りが強すぎると、軸受(ベアリング)を傷めます。
「直径の小さいプーリはクランク・シャフトより遅く回る」とする肢も逆で、ベルトの速さは同じなので、直径の小さいプーリほど速く回ります(直径140mmのクランク側が3,000rpmなら、直径70mmのプーリは3,000×140÷70=6,000rpm)。なお、自動車点検基準 別表第六では、ファン・ベルトの緩み及び損傷が1年ごとの点検の項目です。
ファン・ベルトは摩擦で回転を伝え、緩むと滑ると押さえましょう。
根拠・参照資料: 自動車点検基準第2条・別表第六
関連キーワード: ファン・ベルト・Vベルト・くさび作用・プーリ
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