自動車整備士3級 シャシ 練習問題 第29問: 使用過程にある普通乗用自動車(最高速度は80km/h以上)をブレーキ・テスタで検査したところ、検査時車両状態の自動車の重量1,500kgに対し、主制動装置の制動
使用過程にある普通乗用自動車(最高速度は80km/h以上)をブレーキ・テスタで検査したところ、検査時車両状態の自動車の重量1,500kgに対し、主制動装置の制動力の総和が7,500Nであった。制動力の総和に当てはめる基準値と判定の組合せとして、適切なものはどれか。なお、制動力はNで計量し、後車輪の制動力の和と左右の制動力の差は基準を満たしているものとする。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 総和を重量で除すと5.0N/kgで、基準の4.90N/kg以上なので適合する。
「基準の4.90N/kg以上なので適合する」が適切です。細目告示の使用過程の自動車の基準では、ブレーキ・テスタで計測した主制動装置の制動力の総和を、検査時車両状態の自動車の重量で除した値が4.90N/kg以上であることが求められています(制動力をkgfで計量する場合は重量の50%以上)。
検査時車両状態は、告示が計測の条件として決める車の状態です(各軸重を量りにくいときは、空車状態の前車軸の軸重に55kgを加えた値を検査時車両状態の前車軸の軸重とみなせると注にあります)。この車は 7,500N ÷ 1,500kg = 5.0N/kg で、4.90N/kg 以上なので適合します。
総和の下限は 1,500kg × 4.90N/kg = 7,350N です。「0.98N/kg」は、後車輪にかかわる制動力の和を後車軸の軸重で除した値の基準です。
「1.96N/kg」は、主制動装置を除く制動装置(駐車ブレーキなど)の総和の基準です。「9.80N/kg」は重力加速度との取り違えで、そのような基準はありません。
最高速度80km/h未満の一部の車には、車両総重量で除して3.92N/kg以上という別の基準があります。主制動装置は総和 ÷ 重量が4.90N/kg以上と押さえましょう。
根拠・参照資料: 道路運送車両の保安基準第12条、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第171条
関連キーワード: 制動力・ブレーキ・テスタ・主制動装置・細目告示
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