自動車整備士3級 シャシ 練習問題 第16問: 懸架装置で、ばねの伸び縮みの振動を、内部の油が狭い穴を通るときの抵抗で収めるショック・アブソーバについて、その減衰力の大きさを主に左右するものとして、適切なもの
懸架装置で、ばねの伸び縮みの振動を、内部の油が狭い穴を通るときの抵抗で収めるショック・アブソーバについて、その減衰力の大きさを主に左右するものとして、適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. ピストンが伸び縮みする速さ
「ピストンが伸び縮みする速さ」が適切です。ばねは車両の重さを支え、路面からの衝撃をたわんで受け止めますが、一度たわむと伸び縮みを繰り返そうとします。
ショック・アブソーバは、内部の油がピストンの小さな穴を通るときの抵抗でこの動きを妨げ、振動のエネルギーを熱に変えて早く収めます。油の流れの抵抗はピストンが速く動くほど大きくなるので、減衰力(振動を収める力)は主にピストンの伸び縮みの速さ(ストロークの速さ)で決まります。
ショック・アブソーバの油漏れ及び損傷は自家用乗用自動車の2年ごとの定期点検の項目で(自動車点検基準 別表第六)、著しい液漏れがあるものや取り外されているものは保安基準の細目に適合しません(保安基準第14条、細目告示 第173条)。「伸び縮みした量」に比例して力が大きくなるのは、ばねの性質です。
「ばねに掛かる車両の重さ」はばねが支える荷重で、ピストンが動かず油が流れなければ減衰力は生じません。「車輪が回転する速さ」は車速のことで、同じ車速でも路面の凹凸でピストンの速さが変われば減衰力も変わります。
減衰力はピストンの速さ、ばねの力はたわみの量と押さえましょう。
根拠・参照資料: 道路運送車両の保安基準第14条、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第173条、自動車点検基準別表第六
関連キーワード: ショック・アブソーバ・懸架装置・減衰力・ピストン
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