銀行業務検定試験 年金アドバイザー3級 社会保険制度と公的年金のしくみ 練習問題 第2問: 公的年金の年金額の改定に用いられるマクロ経済スライドに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
この科目 –/5 解いた
中級推定正答率 約 66%
公的年金の年金額の改定に用いられるマクロ経済スライドに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
正解: 3. 賃金や物価による改定率から、被保険者数の変動と平均余命の伸びに応じたスライド調整率を引く。
「賃金や物価による改定率から、被保険者数の変動と平均余命の伸びに応じたスライド調整率を引く」が適切です。マクロ経済スライドは平成16年の制度改正で導入された仕組みで、調整期間中の改定は、基礎年金の改定率を国民年金法第27条の4が、厚生年金の再評価率を厚生年金保険法第43条の4が定め、どちらにも調整率がかかります。そのため、報酬比例部分だけに行うとする記述は誤りです。厚生労働省の資料でも、スライド調整率は公的年金被保険者総数の変動率と平均余命の伸び率を合わせたものとされ、物価変動率から算出するものではありません。また、日本年金機構の説明のとおり、賃金や物価の伸びが小さい場合の調整は年金額の伸びがゼロになるまでにとどめ(両条の「一を下回るときは、一」)、調整によって年金額が前年度より下がることはありません。賃金や物価が下落した場合は調整を行わず、下落分だけ年金額を引き下げるため、スライド調整率の分まで引き下げるという記述も誤りです。
根拠・参照資料: 国民年金法第27条の4、厚生年金保険法第43条の4
関連キーワード: マクロ経済スライド・スライド調整率・年金額の改定・平均余命
広告
広告