1級ファイナンシャル・プランニング技能検定(学科) 不動産 練習問題 第25問: 投資家Aは、価格8,000万円の賃貸不動産を、自己資金3,000万円と借入金5,000万円で取得する。毎年の純収益(年末に受け取る)は600万円、借入金の元利返
投資家Aは、価格8,000万円の賃貸不動産を、自己資金3,000万円と借入金5,000万円で取得する。毎年の純収益(年末に受け取る)は600万円、借入金の元利返済額(年末に支払う)は毎年400万円である。3年目の年末に8,000万円で売却し、その時点の借入金残高4,000万円を一括で返済する。割引率5%の現価係数を1年0.95、2年0.91、3年0.86とし、税金と売却費用は考慮しない。自己資金に着目した正味現在価値(NPV)として、最も適切なものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 984万円
「984万円」が適切です。国土交通省の収益還元法の説明のとおり、DCF法は保有期間中の純収益と期間満了後の売却による価格を現在価値に割り戻して足し上げます。
借入金を併用するときの自己資金の流れは、1年目・2年目が600万円-400万円=200万円、3年目が200万円+(8,000万円-4,000万円)=4,200万円です。現在価値=200万円×0.95+200万円×0.91+4,200万円×0.86=190万円+182万円+3,612万円=3,984万円、NPV(正味現在価値)=3,984万円-3,000万円=984万円です。
「2,072万円」は元利返済を引かなかった値、「4,424万円」は売却時の借入金残高を返済しなかった値、「−4,016万円」は投資額を自己資金でなく総額の8,000万円とした値です。自己資金に着目するときは、毎年の手取りと売却後に借入金を返した残りを割り引き、自己資金を差し引きます。
関連キーワード: NPV法・借入金併用型投資・現価係数・DCF法
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