賃貸不動産経営管理士 賃貸借契約(民法・借地借家法) 練習問題 第23問: 賃貸人Bから住戸を賃借して引渡しを受け、居住している賃借人Cに関する次の記述のうち、民法及び借地借家法の規定によれば正しいものはどれか。なお、賃借権の登記はされ
賃貸人Bから住戸を賃借して引渡しを受け、居住している賃借人Cに関する次の記述のうち、民法及び借地借家法の規定によれば正しいものはどれか。なお、賃借権の登記はされていないものとする。
解答と解説を先に見る
正解: 1. 第三者Eが住戸を無断で占拠しているときは、Cは、Eに対し、住戸の返還を請求することができる。
正解は1です。不動産の賃借人は、第605条の2第1項に規定する対抗要件を備えた場合、その不動産を第三者が占有しているときは、その第三者に対する返還の請求をすることができます(民法第605条の4第2号)。建物の賃貸借は、登記がなくても建物の引渡しがあれば対抗要件を備えます(借地借家法第31条)。2は誤りです。対抗要件を備えた賃借人は、占有を妨害している第三者に対し、自ら妨害の停止を請求できます(第605条の4第1号)。3は誤りです。借地借家法第31条は、その後に建物について物権を取得した者に対して効力を生ずると定めており、取得者が賃貸借を知っていたかどうかを要件にしていません。4は誤りです。対抗要件を備えたCは、後から同じ住戸を賃借したFにも賃借権を主張でき、Fが住戸を占有していればFに返還を請求できます。賃料の支払の先後は優劣を決める基準ではありません。
根拠・参照資料: 民法第605条の2第1項・第605条の4、借地借家法第31条
関連キーワード: 妨害停止請求・返還請求・対抗要件・二重賃貸
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