賃貸不動産経営管理士 賃貸借契約(民法・借地借家法) 練習問題 第6問: 賃借人が賃借中の建物について支出した費用の償還に関する次の記述のうち、民法の規定によれば正しいものはどれか。
賃借人が賃借中の建物について支出した費用の償還に関する次の記述のうち、民法の規定によれば正しいものはどれか。
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正解: 2. 賃借人が有益費を支出した場合、賃貸人は、賃貸借の終了の時に、価格の増加が現存するときは、自らの選択に従い、支出された金額又は増価額を償還しなければならない。
正解は2です。有益費は、賃貸人が賃貸借の終了の時に、民法第196条第2項の規定に従って償還します(第608条第2項)。同項により、価格の増加が現存する場合に、賃貸人の選択に従い、支出した金額又は増価額を償還させることになります。1は誤りです。賃貸人の負担に属する必要費を支出したときは、賃借人は直ちに償還を請求でき(第608条第1項)、事前の承諾は要件ではありません。3は誤りです。有益費について相当の期限を許与するのは、裁判所が「賃貸人の請求により」するものです(同条第2項ただし書)。4は誤りです。賃借人が支出した費用の償還は、賃貸人が返還を受けた時から1年以内に請求しなければなりません(第622条による第600条第1項の準用)。必要費は直ちに、有益費は終了の時に、という請求時期の違いも押さえておきます。
根拠・参照資料: 民法第608条・第196条・第622条・第600条
関連キーワード: 必要費・有益費・費用償還請求・期限の許与
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